日高屋、新卒初任給の引き上げを決定 3年連続ベースアップ実施で過去最高の引き上げ額

熱烈中華食堂日高屋を運営する株式会社ハイデイ日高は9日、4月1日から給与改定により、正社員約860人のベースアップの実施と新卒初任給の引き上げを決定した。ベースアップは、今年で3年連続の実施、引き上げ額は過去最高となる。

「株式会社ハイデイ日高」神田正会長【写真:ENCOUNT編集部】
「株式会社ハイデイ日高」神田正会長【写真:ENCOUNT編集部】

4月1日から給与改定

 熱烈中華食堂日高屋を運営する株式会社ハイデイ日高は9日、4月1日から給与改定により、正社員約860人のベースアップの実施と新卒初任給の引き上げを決定した。ベースアップは、今年で3年連続の実施、引き上げ額は過去最高となる。

 このたびの決定の背景として、2022年度の売上高は新型コロナウイルス感染症の再拡大による影響をうけながらも、短縮していた店舗の営業時間延長、各種販促キャンペーンなどにより、徐々に回復したことがあるという。

 ハイデイ日高は今回のベースアップについて、「社員ひとりひとりが安心して働ける環境を整える為に実施します」と説明。正社員を対象に、全体で5%弱(1万3000円~1万5000円)となる。定期昇格による給与の引き上げを含めた昇給率は全体で5%強となり、最大45万円の特別感謝金(2月28日支給済み)を含めると昇給率は、全体で6%強となると発表している。

 また、新卒初任給の引き上げについては、引き上げ額が1万5000円となり、大卒の場合、引き上げ後は25万円となる。これらにより、600店舗体制へ向けた採用力強化を目指すことも明かした。

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