シン・エヴァ、公式の“検証・総括本”が発売決定 “謎の予告”一時アクセス殺到でダウンも
大ヒットを記録した『シン・エヴァンゲリオン劇場版 EVANGELION:3.0+1.11 THRICE UPON A TIME』のブルーレイ・DVDが8日、発売となった。同日夜、株式会社カラーの公式サイトが更新。「プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン」をテーマに据えた、公式の検証・総括本が発売されることが発表となった。5月下旬を予定しており、「現在鋭意制作中」という。
カラー公式書籍「プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン」 “人類補完計画”のような演出で告知
大ヒットを記録した『シン・エヴァンゲリオン劇場版 EVANGELION:3.0+1.11 THRICE UPON A TIME』のブルーレイ・DVDが8日、発売となった。同日夜、株式会社カラーの公式サイトが更新。「プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン」をテーマに据えた、公式の検証・総括本が発売されることが発表となった。5月下旬を予定しており、「現在鋭意制作中」という。
同社は公式サイトにリリース文を掲載。
「『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、プロジェクトとしていかにマネジメントされ、いかに遂行されたのか? プロジェクトとしての『シン・エヴァ』、『プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン』を株式会社カラー自らが振り返って検証し、庵野秀明が『プロジェクト総括』を行った、カラー公式書籍の発売が決定」と告知した。
予定タイトルは、カラー公式書籍「プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン」(株式会社カラー編)-実績・省察・評価・総括-
収録内容(予定)は豊富だ。
「・『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の目標、工程、体制、費用、期間、プリヴィズ導入実績など制作実態をまとめたプロジェクトマネジメント報告書
・『シン・エヴァンゲリオン劇場版』総監督及びエグゼクティブ・プロデューサーの庵野秀明による『プロジェクト総括』インタビュー
「・鶴巻和哉(『シン・エヴァンゲリオン劇場版』監督)、前田真宏(同監督)、轟木一騎(同総監督助手)、安野モヨコ(カラー取締役)、緒方智幸(カラー副社長)、川上量生(カラー社外取締役)、尾上克郎(特撮監督)、高橋望(認定NPO法人アニメ特撮アーカイブ機構研究員)、鈴木敏夫(スタジオジブリ代表取締役プロデューサー)9名への「プロジェクト評価」インタビュー
・『シン・エヴァ』全参加スタッフクレジット」とのことだ。
今回の書籍発表を巡っては、ブルーレイ・DVDパッケージに、告知を思わせる内容の用紙が封入されており、「2023年3月8日21時頃 詳細発表予定」などと記載。文字だけで記された人類補完計画のような“エヴァっぽい”演出が、ファンの間で大きな話題になっていた。
この日、予告されていた午後9時を過ぎると、アクセスが殺到。一時、公式サイトが見られない状態になった。現在は回復している。
1995年のテレビシリーズ放送で社会現象を巻き起こした『新世紀エヴァンゲリオン』。2007年からは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとして再始動し、『:序』『:破』(09年)『:Q』(12年)の3作が相次いで封切り。21年3月8日公開のシン・エヴァは新劇場版シリーズ4部作の完結編で、興行収入は100億円を突破した。