エヴァ、“新作映像”ファン感涙「ようやく解放される」 “謎キャラ”考察合戦が白熱…突然の予告も
大ヒットを記録したアニメ映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のブルーレイ・DVDが8日、発売となった。考察合戦が過熱していた付録の「新作特典映像」が大きな話題。前日7日に予約分が手元に届いたファンもいるようで、反響は拡大している。
「プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン 遂行報告」がいきなり告知…ジブリ鈴木敏夫プロデューサーの名も
大ヒットを記録したアニメ映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のブルーレイ・DVDが8日、発売となった。考察合戦が過熱していた付録の「新作特典映像」が大きな話題。前日7日に予約分が手元に届いたファンもいるようで、反響は拡大している。
1995年のテレビシリーズ放送で社会現象を巻き起こした『新世紀エヴァンゲリオン』。2007年からは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとして再始動し、『:序』『:破』(09年)『:Q』(12年)の3作が相次いで封切り。21年3月8日公開のシン・エヴァは新劇場版シリーズ4部作の完結編で、興行収入は100億円を突破した。
シン・エヴァで区切りを付けたかに思えたが、今年1月13日、突如、ブルーレイ・DVD『シン・エヴァンゲリオン劇場版 EVANGELION:3.0+1.11 THRICE UPON A TIME』の新作特典映像「EVANGELION:3.0(-46h)」からの場面カット3枚が公開され、ファンは騒然。目隠しのような装具を付けた式波・アスカ・ラングレー、さらには“謎の少女”のキャラクターのイラストについて、「誰なのか」について議論が白熱していた。アスカの髪型が、これまでほとんど見たことのない短めのハーフツインになっており、謎が謎を呼んでいた。
熱心なファンの間では、新劇場版シリーズの『:破』と『:Q』の間の時間軸について、ほとんど劇中で描かれてこなかったため、幻のストーリーの意味付けで「空白の14年」と呼ばれている。ニアサードインパクト(通称ニアサー)などによって、主要キャラたちはどのような運命をたどり、『:Q』の物語につながっていったのか。最大の関心事でもある。
一方で、今回、新作映像は2種類あることが判明。ファンにうれしいサプライズとなった。
新たな描写、声優陣による白熱そして情緒的な演技の数々。ネット上では驚きの声が続々寄せられており、7日の夜から、「#シンエヴァ」「#エヴァストア」のワードが、エンターテイメントの枠でトレンド入り。ネット上では、「あれから…どんだけ待った事か…。これでホントに終わった…僕のエヴァ…」「この作品に会えて本当に良かった。ありがとう!庵野監督!」「25年以上続いたエヴァの呪縛からようやく解放されるようだ」「今になってもエヴァの新作映像が観れるだけでありがてぇありがてぇ」「これで本当にエヴァ無事卒業やね」「シンエヴァDVD早く来い!!」など、感激と感動、期待の声が寄せられている。
また、14歳の頃からエヴァファンの30代男性会社員は「どこまでも『謎』。それこそがエヴァの神髄なのかもしれません」と感慨深げに語った。
一方で、初回限定版であるが、気になる1枚の用紙が封入されていた。「プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン 遂行報告 ―実績・省察・評価・総括―仮題」とあり、いかにも“人類補完計画”のようなエヴァらしい雰囲気。「総括」として庵野秀明・総監督、「評価者」としてスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーらの名前が書かれている。「2023年3月8日21時頃 詳細発表予定」と記されており、思わせぶりな予告だ。エヴァの“終わらない物語”は続きそうだ。