東山紀之、ごみ問題を取材して思うこと「私にも娘が2人いて…」
俳優の東山紀之が、社会問題に切り込む。メ~テレ(名古屋テレビ放送)はこのほど、報道ドキュメンタリー番組『メ~テレ60周年 藤前干潟のキセキ~“楽園”とごみの未来~』を今月21日午後1時45分から放送し、東山がナビゲーターを務めると発表した。
21日放送『メ~テレ60周年 藤前干潟のキセキ~“楽園”とごみの未来~』
俳優の東山紀之が、社会問題に切り込む。メ~テレ(名古屋テレビ放送)はこのほど、報道ドキュメンタリー番組『メ~テレ60周年 藤前干潟のキセキ~“楽園”とごみの未来~』を今月21日午後1時45分から放送し、東山がナビゲーターを務めると発表した。
同番組は、名古屋市を流れる庄内川など、3河川の河口部に広がる藤前干潟で発生した問題に切り込んでいる。藤前干潟は現在、国内有数の“野鳥の楽園”として知られているが、1981年には、名古屋市は同地にごみの最終処分場の建設を計画。市民らの強い反対を受け、撤回した経緯がある。そして、2002年、藤前干潟は世界的に重要な湿地として、「ラムサール条約」に登録され、豊かな生態系が守られるようになった。取材班はこの1年にわたり、藤前干潟で出会った生き物を撮影し続けてきた。
一方で、藤前干潟には、おびただしい量のプラスチックごみがあることも問題になっていた。取材班は、専門家の協力も得て、海洋プラスチックごみやマイクロプラスチックによる汚染を調査。東山も胴長を履き、真夜中の干潟に入るなど、“体当たりの取材”を敢行した。そして、専門家でも見つけることが難しい生き物にも遭遇するなどしつつ、干潟が直面する「新たなごみ問題」の実態も把握した。
取材を終えた東山は「私にも娘が2人いて、子どもたちの未来のため、自然の豊かさなどをどうやって伝えるかということを常に考えています。実際に親である僕たちが動くこと、見聞きしたものを伝えるなど、大人たちが意識すると子どもたちの意識も高まってくると思います」とコメント。その上で「そうした意識が少しでも番組を見た方の気持ちの中で、高まってくれるといいという思いがあります」と願った。