野球日本代表・栗山英樹監督が26日放送のテレビ朝日系『GET SPORTS』（日曜深夜1時25分）に出演する。ソフトバンクの王貞治球団会長兼特別チームアドバイザーとのスペシャル対談の様子が放送される。

　開幕が迫る2023ワールドベースボールクラシック（WBC）で14年ぶりの世界一奪還を目指す侍ジャパンの栗山監督。昨年10月の放送では長嶋茂雄氏、今年1月の放送ではWBC連覇に導いた原辰徳氏、アマチュアの名将たちにその戦略や戦いへの覚悟を学んだ。

　そして今回、第1回WBCで日本を優勝に導いた初代監督・王氏との対談が実現。予測不能の初開催で何度も奇跡を起こしたその手腕と、覚悟に迫る。栗山監督が王氏を訪ねたのは、事前合宿が始まる1週間前。本格始動を前に、どうしても話を聞いておきたかったという。

　今回背負う「89」は、第1回WBC優勝時に王氏が背負っていた背番号。尊敬する師から世界一に向けた金言を授かる。第1回の開催が決まった当時は、どんな大会になるのか未知数だったWBC。ましてや大事なシーズン直前、3月の開催ということもあり、「本当に出場する価値があるのか？」と疑問の声も挙がるほどだった。そんな中で、王氏は一体どのように選手をまとめ上げたのか。

　また、上原浩治、松坂大輔の2大エースの起用法、宿命のライバル・韓国戦や、日本中が騒然とした「世紀の大誤審」など、いかにして苦境を乗り越えたのか、一発勝負の極意が語られる。栗山監督は、「最後に王さんに話を聞けて感動しました。大切にして戦っていきます」と大会に向けて意気込んだ。