風間杜夫、トニー賞10冠ミュージカル日本版初上演に「大変わくわくしております」

俳優の風間杜夫が6日、ミュージカル『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』公開舞台稽古に登場し、囲み取材に応じた。当日は共演者の濱田めぐみ、新納慎也、こがけんも登壇し、同作をアピールしていた。

公開舞台稽古の囲み取材に登場した風間杜夫【写真:ENCOUNT編集部】
公開舞台稽古の囲み取材に登場した風間杜夫【写真:ENCOUNT編集部】

こがけんは「むちゃくちゃ難しい」と四苦八苦

 俳優の風間杜夫が6日、ミュージカル『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』公開舞台稽古に登場し、囲み取材に応じた。当日は共演者の濱田めぐみ、新納慎也、こがけんも登壇し、同作をアピールしていた。

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 主人公の警察音楽隊楽隊長トゥフィーク役を担当する風間は「去年の12月から2か月にわたって稽古を重ねています。私、大変わくわくしております。一刻も早くお客さんの前で演じたいと思っております。緊張感もありますが、初日の幕が開くことを楽しみにしております」と意気込みを語ると、こがけんは「衣装を着けて通し稽古をしたときは感極まって泣いてしまいました。警察音楽隊が迷子になった話ですが、演技で迷子にならなければいいなと思っています」と話し、笑いを誘っていた。

 報道陣から「演出の見どころを教えてください」と質問が上がると、風間は「エジプトとイスラエルの国の話で、お互い言語が違いますから、共通言語として英語を意思の疎通で使うわけですが、そのたどたどしい英語が日本語になっています。そこから起きる笑いとか、相手に必死に伝えようということ、そこが演出でご苦労なさった点じゃないかなと思います。文化の違う国が言葉を超えて一晩ふれあう、心のつながりというものが、日本人でも理解できるし、日本という国で育った僕らの感覚で演じてみたいと思っております」と答えていた。

 中東の音楽も魅力の同作。歌も披露するこがけんは「サントラを聴いて感動したのですが、めちゃくちゃ難しいです。それだけでも覚えて帰ってもらいたいです」と報道陣に呼びかけた。新納は「日本の音楽業界の中でも鬼才と言われる方々の生演奏に混じって演奏しなければならない僕の気持ちにもなってください。と、(記事に)書いておいてください」と付け加えた。

 最後に風間は「国も宗教も文化も違う人たちが一晩で心を許しあうさりげないお話です。生バンドによる演奏も含めてこんなにぜいたくな芝居はないと思います。一人でも多くの方に楽しんでいただければと思います」と同作をアピールしていた。

 同作は2007年に公開された映画『迷子の警察音楽隊』が原作。今回は、アメリカでミュージカル化され、18年に行われた「第72回トニー賞」で10部門を独占した日本版となる。エジプトの警察音楽隊がコンサート出演のためにイスラエルにやってきた。しかし、空港から乗るバスを間違えてしまい、小さな街に迷い込む。そこで繰り広げられる音楽隊メンバーたちと村人たちとの心の交流が描かれる。東京公演は日生劇場にて7日から23日まで。大阪公演は梅田芸術劇場にて3月6日から8日まで。愛知公演は刈谷市総合文化センターにて3月中旬に上演予定。

次のページへ (2/2) 【写真】『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』公開舞台稽古の場面写真
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