「ホントに氷河期みたい」 寒波の恐竜像、まるで本物の衝撃 撮影したプロのこだわりとは?
寒波の夜のJR福井駅を捉えた写真が話題を集めている。観光スポットでもある“恐竜モニュメント”に雪が降り積もる光景には、「幻想的」「太古の情景を彷彿」と反響が。撮影者で福井県在住のフォトグラファーのtomosakiさんに撮影秘話を聞いた。
「寄りで撮ると恐竜の絶望感みたいなものがより強調」 福井県在住フォトグラファーが発揮した感性
寒波の夜のJR福井駅を捉えた写真が話題を集めている。観光スポットでもある“恐竜モニュメント”に雪が降り積もる光景には、「幻想的」「太古の情景を彷彿」と反響が。撮影者で福井県在住のフォトグラファーのtomosakiさんに撮影秘話を聞いた。
「寒波に襲われた福井駅は完全に氷河期」。1月24日の夜にtomosakiさんがツイートした4枚の写真。JR福井駅の「恐竜広場」に設置されたフクイラプトル、フクイサウルス、フクイティタンの3体の像を写しており、しんしんと雪が降る夜に浮かび上がる姿は、インパクトとリアリティーを放っている。
「うわ!これはすごいですね」「ホントに氷河期みたいですね。幻想的で素敵!」「恐竜の凍てついた悲鳴が聞こえてきます」「めちゃめちゃ神秘的」「遥か太古の情景を彷彿とさせますね」「脳内でジュラシックパークのテーマ、再生」などの声が続々寄せられている。
tomosakiさんは撮影する際に“氷河期”のイメージを感じたといい、「モニュメントであるため当たり前なのですが、雪をかぶり動かないというところが、まさに氷河期を感じたポイントでした」と振り返る。
特に目を引くフクイティタンの像は、福井県の公式サイトで高さ最高約6メートルと紹介されている。撮影にあたってこだわった点について聞くと、「ローアングルから撮影し、恐竜の迫力をより演出しました。また、寄りで撮ると恐竜の絶望感みたいなものがより強調されて気に入っています」。
プロの写真家であるtomosakiさんは、観光HPの撮影やウエディングフォトの撮影などを行っており、昨年には写真作品集『あの頃にみた青は』(KADOKAWA刊)を出版。SNS発信では「みていただく方に物語を感じる写真」の投稿を続けている。
今回、4万件以上のリツイート、18万件超のいいねを集めた。「他県の方からこの景色を見てみたいなどと声をたくさんいただき、同県の方からは福井を誇らしげに感じたとお声をいただき、とてもうれしい思いです」と感想を教えてくれた。