藤沢のマスコット「コロナが終息してから遊びにきてね」悲痛の叫び…懸念広がる湘南の混雑渋滞
神奈川県藤沢市の公式マスコットキャラクター「ふじキュン(ハートマーク)」が、公式ツイッターアカウントで、「藤沢には、コロナが終息してから遊びにきてね」とメッセージを発信している。湘南海岸付近には連日多くの人が押し寄せていることから、悲痛の訴えを行ったようだ。
神奈川・黒岩知事は「神奈川には、湘南の海には、来ないでいただきたい。我慢していただきたい」
神奈川県藤沢市の公式マスコットキャラクター「ふじキュン(ハートマーク)」が、公式ツイッターアカウントで、「藤沢には、コロナが終息してから遊びにきてね」とメッセージを発信している。湘南海岸付近には連日多くの人が押し寄せていることから、悲痛の訴えを行ったようだ。
ふじキュンは20日の投稿で、新型コロナウイルスの終息後に訪れてほしいという旨に加え、「今はやめて…おうちにいよう?お願いキュン」とつづった。「#stayhome」を加え、苦しい胸中を明かした。写真には、屋内でノートを読んでいる様子の写真を添えた。
藤沢市のHPによると、ふじキュンは藤沢の魅力をPRするために活動。全国からデザインを公募し、市民投票によって誕生した「キュンとするまち。藤沢」の公式マスコットキャラクターだ。
神奈川県は緊急事態宣言の「特定警戒」のエリアだ。一方で、湘南の大渋滞、混雑の様子はメディアでも報道され、ゴールデンウイークに向けて懸念や不安の声が上がっている。
困惑する事態に、大磯サーフィン協会は18日に、「サーフィンの為に大磯町に来訪される皆様へ」と題してフェイスブックを更新。「県からの要請で県営駐車場が閉鎖されましたが、民間のコインパーキングは他県ナンバーのサーファーの車で溢れています。特に多いのが、埼玉、八王子、相模ナンバーの車で、地元の方からは不安を超えて怒りの声が上がってきています。どうかお願いです!サーフィン目的での来訪は慎んで下さい。ここは我慢して収束に向けて足並み揃えしょう!!そして…いつかみんなで笑っていい波共有できる日を待ちましょう」などと切実な訴えを書き込んでいる。
また、神奈川県の黒岩祐治知事は22日に行われた定例会見で、「その外出は命よりも大事なものですか」との緊急知事メッセージを発した。
「週末に湘南海岸や三浦海岸などにドライブに出かけ、サーフィンなどのマリンスポーツやレジャーを楽しむための外出は、新型コロナウイルスの感染により命が脅かされることよりも、重要なことなのか。みなさまには冷静に判断していただきたい。普段なら大型連休には、どんどん来てとお願いするところですが、今は逆です。神奈川には、湘南の海には、来ないでいただきたい。観光地には行かないで、我慢していただきたい」と、強い口調で要請した。