WHOの新型コロナ対応に不満抱いた米NY州住民が集団訴訟「パンデミックに軽率で怠慢な対応」
新型コロナウイルスの感染拡大に苦しむ米国のニューヨーク州ニューロシェル市の住民ら3人が中国で新型コロナウイルスの感染拡大が始まった時にパンデミックを隠していたとして世界保健機関(WHO)に対して、集団訴訟を起こした。米紙「デイリー・ニュース」が伝えている。
米国ではドナルド・トランプ大統領がWHOへの資金拠出を停止するよう指示したことを表明
新型コロナウイルスの感染拡大に苦しむ米国のニューヨーク州ニューロシェル市の住民ら3人が中国で新型コロナウイルスの感染拡大が始まった時にパンデミックを隠していたとして世界保健機関(WHO)に対して、集団訴訟を起こした。米紙「デイリー・ニュース」が伝えている。
同紙によると20日(日本時間21日)にマンハッタンの連邦裁判所へ提出された訴状には「WHOはこの致死的なパンデミックに軽率で怠慢な対応をし、新型コロナウイルスの深刻さ、蔓延、規模を軽視して中国を支援した」と記載されていたようだ。
さらに訴状には「中国は発生源と蔓延について誤った情報で世界と加盟国を欺き、誠実さに欠けていたが、WHOは新型コロナウイルスとの戦いで公に中国の『透明性』を称賛した」と批判が記されている。
ニューロシェル市は早い段階で感染の「ホットスポット」となっていた。
米国ではドナルド・トランプ大統領がWHOへの資金拠出を停止するよう指示したことを表明するなど、WHOの対応へ不満の声が相次いでいる。
また、オンライン著名サイト「Change.org」で行われているテドロス事務局長の辞任を求める署名は100万人突破目前となっている。