暴行動画拡散のカラオケまねきねこ、運営元が経緯報告 「未だ被害者の特定に至っておらず」
カラオケまねきねこの制服を着た従業員が暴行をはたらく動画がネット上で拡散した件で、カラオケまねきねこを運営する株式会社コシダカが26日、ホームページ上に「弊社アルバイトスタッフの暴行に関するご報告」という中間報告書を掲載した。
まねきねこの従業員が男性の顔面にパンチや蹴りを入れるなど暴行
カラオケまねきねこの制服を着た従業員が暴行をはたらく動画がネット上で拡散した件で、カラオケまねきねこを運営する株式会社コシダカが26日、ホームページ上に「弊社アルバイトスタッフの暴行に関するご報告」という中間報告書を掲載した。
問題の動画は今月15日にネット上で拡散。神戸・三ノ宮駅の出口と思われる場所付近で、オレンジ色の布のようなものをめぐって黄色い制服を着たまねきねこの従業員が男性に暴行、「オラ! やんのか」などと声を上げながら顔面にパンチや蹴りを入れる様子が1分あまりにわたって収められている。
同社では16日にホームページ上で「弊社アルバイトスタッフの映像に関するお詫び」として謝罪文を掲載していた。新たに公開された報告書では、「本件に関しては、加害者である弊社アルバイトスタッフが所轄警察署へ出頭し、事情聴取ならびに相談を行いましたが、未だ被害者の方の特定に至っておらず、被害届の提出もなされてない状況です。弊社の内部調査により、弊社アルバイトスタッフへの聞き取り等は実施いたしましたが、被害者の方からの聴取ができず事実確認ができないことから、その内容についての公表は控えさせていただきます」と説明。
「弊社といたしましては、本件事案につきましては誠意をもって対応させていただく所存でございますので、被害者の方におかれましては弊社へお申し出いただくか所轄等警察署にご相談いただきますようお願い申し上げます。また弊社では、外部の弁護士に依頼し、第三者的な立場からのご意見を頂戴しながら、今後の対応ならびに下記の通り再発防止に向けた対策を行ってまいります」としている。
再発防止策としては、18日に開催した全社員会議で、代表取締役社長から経緯を説明し再発防止について指示をするとともに、同日、本社担当部門によるコンプライアンス講義において再度法令遵守について指導。各店舗においては、社内インフラを活用するとともに店舗ミーティング等を通じてアルバイトスタッフを含む従業員に対するコンプライアンス研修を実施するとしている。