「コンロが一つしか無いんで」あらゆるものを電気ケトルで作る男が無念の別れ 「ケトルが逝った」
一瞬でお湯を沸かせる便利な電気ケトル。その“沸かす”というシンプルな機能に着目し、長年調理器具として愛用してきたという投稿が、ネット上で話題を呼んでいる。なぜ一風変わったケトル料理を始めたのか。投稿者の遊牧民(@megane2480)さんに話を聞いた。
電気ケトル本来の用途も考慮しつつ、さまざまなレシピに挑戦
一瞬でお湯を沸かせる便利な電気ケトル。その“沸かす”というシンプルな機能に着目し、長年調理器具として愛用してきたという投稿が、ネット上で話題を呼んでいる。なぜ一風変わったケトル料理を始めたのか。投稿者の遊牧民(@megane2480)さんに話を聞いた。
「ケトルがついに逝った。しゃぶしゃぶ、紅茶、加湿、熱燗、鍋、みそ汁、ラーメンのスープ、ありとあらゆる物を作ってきたケトルが逝った。今までありがとう。そしてさようなら」
話題となっている投稿には、昆布と煮干しから取っただし、鶏ガラスープ、ラーメン、しゃぶしゃぶなど、電気ケトルで作った衝撃的な料理画像が多数添えられている。
「1人暮らしを始めた当初、調理器具が無かったけどしゃぶしゃぶが食べたかった。台所に立ったまま食べるのは嫌だった」という理由から始めたという“ケトル料理”。「色々試したけどじっくり煮込む料理は鍋の方が美味しいので、しゃぶしゃぶやみそ汁が良いです。洗っても少し香りが残るので、カレー等は駄目です。お茶から昆布の香りがしたら(昆布茶かぁ)ってなるけどお茶からカレーの匂いがしたら嫌なので」と電気ケトル本来の用途も考慮しつつ、さまざまなレシピに挑戦してきたという。
投稿には大きな反響があったといい、「正直日々の日常なので何がウケてるのかいまいち分かりませんでした。とりあえず今住んでる家にコンロが一つしか無いんで今後もケトル料理は続けると思います」と遊牧民さん。
衝撃的なケトル料理だが、お湯を沸かす以外の使い方に問題はないのだろうか。大手メーカー「T-fal(ティファール)」のホームページでは、「水以外にはお使い頂けません。水以外のものを沸かすと液体が噴き出したり、湯漏れ、故障の原因となります」との記載がある。中にはフルーツティーなどの煮だしができるモデルはあるものの、調理器具としての用途は意図していないようだ。
お湯を沸かす製品であるだけに、吹きこぼれによるやけどなどにはくれぐれも気をつけたいところ。基本的には、お湯を沸かす本来の用途に留めておいた方が良さそうだ。