松本潤が主演を務め、徳川家康を演じるNHKの大河ドラマ『どうする家康』（日曜午後8時）。死ぬか生きるかの大ピンチをいくつも乗り越えていく家康を描く波乱万丈のエンターテインメント。第2回が15日に放送され、俳優・里見浩太朗が登譽上人（とうよしょうにん）役で出演した。里見が脚本家・古沢良太氏の作品の印象や第2回を演じての思いをコメントした。

　演じる登譽上人は、松平家の盛衰を見守ってきた岡崎・大樹寺の頑固一徹な住職。彼の教えである「厭離穢土欣求浄土（汚れた世を浄土にすることを目指せ、の意）」は、生涯を通じての家康の精神的な支えとなり、徳川家の旗印になる。

　まずは古沢作品についてコメント。

「古沢先生の作品は、民放作品にて何度かご一緒させていただきましたが、このたびは数シーンの出演になるので、古沢先生の視聴者をだまし、また、演者までもだます、そんな脚本の面白さをもう少し味わいたかったです」

　第2回では、岡崎を目指して再出発する元康たちの背中を見送るシーンが描かれた。どんな思いで元康たちの背中を見送ったのか。

「上人の言った『己の為に金を使うのか？　民の幸せの為に金を使うのか？』。この言葉を家康が正しく理解してくれることを願います」

　共演した杉野遥亮に伝えたいことも紹介。

「時代劇にも、もっと、もっと挑戦してほしいです」