【舞いあがれ!】舞の航空会社内定辞退と柏木との別れ 制作統括が背景解説

女優・福原遥がヒロイン・岩倉舞を演じるNHKの連続テレビ小説『舞いあがれ!』(月~土曜午前8時)の第71回が13日に放送され、舞がパイロットとして就職する予定だった会社の内定を辞退し、倒産危機にある亡き父の会社の再建に力を注ごうと決意。恋人とも別れる様子が描かれた。制作統括・熊野律時氏が取材に応じ、パイロットを目指していた舞の衝撃的な決断の背景を解説してくれた。

話し合う舞(左=福原遥)と柏木(目黒蓮)【写真:(C)NHK】
話し合う舞(左=福原遥)と柏木(目黒蓮)【写真:(C)NHK】

「身近な人が幸せになることを全力でやることを選択するのが舞」

 女優・福原遥がヒロイン・岩倉舞を演じるNHKの連続テレビ小説『舞いあがれ!』(月~土曜午前8時)の第71回が13日に放送され、舞がパイロットとして就職する予定だった会社の内定を辞退し、倒産危機にある亡き父の会社の再建に力を注ごうと決意。恋人とも別れる様子が描かれた。制作統括・熊野律時氏が取材に応じ、パイロットを目指していた舞の衝撃的な決断の背景を解説してくれた。

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 まずは、亡くなった父の会社の再建のため、舞は航空会社の内定を辞退したが、そこまでする必要があったのかと思う視聴者もいたかと思う。

 熊野氏は「舞は目の前で困っていたり、大変な状況の人を見ると、何とかしたいと思うキャラクター。これまで舞は『手伝う』という言葉を繰り返していましたが、それはその場しのぎの親切に過ぎないと、兄・悠人(横山裕)から指摘されました。自分が会社の中でやっていくのか、それともただの手伝いかと、ずっと考えていたと思います。その上で、本当に何とかしたいと思うなら舞自身が会社の中に入って再建に取り組むべきだと結論を出した。舞の性格は、苦境に面した親や会社の従業員たちに対して何かしないではいられない人であることは脚本家・桑原亮子さんのヒロイン像。身近な人が幸せになることを全力でやることを選択するのが、舞という人だということで、こういう展開になりました」と語った。

 劇中、舞は破局の理由を「目指すものが違った」と語っていたが、会社再建に進路を変えたことで、なぜ、交際していた柏木弘明(目黒蓮)とも別れなければならなかったのか。

 熊野氏は「柏木との結び付きは、航空学校でのパイロットになって空を飛ぶという夢の時間を共有した仲間でした。しかし舞が、新たな一歩を踏み出すには自分の中で何か大きく区切りを付けなければいけないと考えたということ。柏木もまだパイロットになるための研修中の身。それぞれが今やるべきことに向かって全力で向かっていく方がいいと、お互いの関係に区切りをつける展開。柏木と別れ、ゼロのスタートラインに自分自身を立たせ、本当に今、自分がやらなければいけないことに全力で向かっていく舞らしい選択だと思っています」と説明した。

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