力石政法が中量級アジア最強を証明 強敵・木村吉光を5R・KO「ファイトマネー1円もいらないので世界挑戦させて」

同級1位・力石政法(緑)が王者・木村吉光(志成)に5R2分52秒KOで破り、中量級アジア最強の座を手にした。力石は13勝(8KO)1敗。

KO勝ちを収めた力石政法【写真:津高良和】
KO勝ちを収めた力石政法【写真:津高良和】

第8試合、WBOアジアパシフィックスーパーフェザー級タイトルマッチ

ボクシング興行「3150FIGHT vol.4」(2023年1月6日・エディオンアリーナ大阪第一競技場=ABEMAで全試合無料生中継)第8試合、WBOアジアパシフィックスーパーフェザー級タイトルマッチ

 同級1位・力石政法(緑)が王者・木村吉光(志成)に5R2分52秒KOで破り、中量級アジア最強の座を手にした。力石は13勝(8KO)1敗。

 ボクシングファン垂涎の中量級アジア頂上決戦は力石がモノにした。

 動いたのは3R終盤だ。力石が左を当てぐらつかせた後、さらに左―右―左と追撃。木村に尻もちをつかせた。4R終盤にもボディーを空振りしたが、直後に打ち下ろすような右を当て、2度目のダウンを奪った。

 続く5R終了間際にも強烈なダウンを奪い、見事なKO勝ちを収めた。

 試合後には「我ながらブラボーです。木村選手が同じ階級で僕より一歩先を走っていたので、僕がアジアの頂上ということで。何発か効いちゃいましたが、冷静でした」と振り返った。そして亀田興毅ファウンダーに向けて、「僕はいつでも世界挑戦できる準備はしている。日本に呼んでくれるならファイトマネー1円もいらないんで、ぜひ実現させてください」と呼びかけた。

 かつては少年院に入っていたこともある力石。2017年にデビューすると、昨年5月にOPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦で勝利。同8月に初防衛に成功し、同10月には「3150FIGHT」と6試合の専属プロモート契約を結んでいた。

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