“偽硬貨”でのごまかし会計にたこ焼き屋が嘆き 「泣き寝入りするしかない」事情も
会計をごまかし原付バイクで走り去った客に憤るたこ焼き屋の投稿がネット上で話題を呼んでいる。被害に遭ったのは大阪市東淀川区のたこ焼き店「大阪 上新庄 たこ焼たこば」。投稿された画像には、50円玉8枚と、ボルトとナットの間にかませる金具「ワッシャー」が2枚確認できる。
原付バイクにまたがりフルフェイスヘルメットを被ったまま商品を注文
「『お客様!!!!!!!』
って叫んだ時には、もう遅かった。
これがあるから原チャリでヘルメットを脱がずに買う人は嫌なんよ」
会計をごまかし原付バイクで走り去った客に憤るたこ焼き屋の投稿がネット上で話題を呼んでいる。被害に遭ったのは大阪市東淀川区のたこ焼き店「大阪 上新庄 たこ焼たこば」。投稿された画像には、50円玉8枚と、ボルトとナットの間にかませる金具「ワッシャー」が2枚確認できる。
被害があったのは年の瀬も迫った昨年12月26日。お店は大阪府道16号線沿いにあるロードサイド店で、客は原付バイクにまたがりフルフェースヘルメットを被ったまま期間限定の「牡蠣バターたこ焼き」6個入り600円を注文。店主が会計を確認したときにはすでに走り去った後だったという。
「年に1、2回はあるんです。自転車や原付でふらっと寄って買っていかれるのはいいんですが、こいつに関しては確信犯。100円200円で警察に行く手間を考えると、泣き寝入りするしかないのが現状です」
投稿は大きく拡散され、「先にお金を受け取ってから商品を渡せばいいのでは」といった対策も多く寄せられたという。
「これは本当におっしゃる通りなんですが、実際に商売をしてたらケースバイケースというか、忙しさで対応しきれない部分もある。そこは最低限の信頼関係と思ってやっています。とはいえこういうことがあると、できる限り先にお金をいただくしかない。バイクに乗ったまま、エンジンをつけたまま、確かに警戒すべきでした。分かっていたぶん、悔しくて……」
たった100円200円ながら、店と客の信頼関係を壊す卑劣な行為。世知辛い時代だが、店側が対策するしかないというのが実情のようだ。