【RIZIN】“鬼神”クレベル、ベラトール最強ピットブルに判定で敗れ涙 連勝は7でストップ

対抗戦副将戦はRIZINフェザー級王者の“鬼神”クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)がBellator同級王者のパトリシオ・ピットブル(ブラジル)に0-3判定負け。RIZIN参戦7戦目で初黒星。自身の連勝は7でストップした。

パトリシオ・ピットブル(左)に敗れたクレベル・コイケ【写真:山口比佐夫】
パトリシオ・ピットブル(左)に敗れたクレベル・コイケ【写真:山口比佐夫】

セミファイナル、RIZIN vs. Bellator全面対抗戦・副将戦

格闘技イベント「湘南美容クリニック presents RIZIN.40」(2022年12月31日、さいたまスーパーアリーナ、ABEMA PPVで全試合を完全生中継) MMAルール(71キロ、5分×3R)

 対抗戦副将戦はRIZINフェザー級王者の“鬼神”クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)がBellator同級王者のパトリシオ・ピットブル(ブラジル)に0-3判定負け。RIZIN参戦7戦目で初黒星。自身の連勝は7でストップした。

 なんとか寝技に持ち込みたいクレベル。だが、ピットブルが許さない。テイクダウンを仕掛けるも、切られてしまう。ピットブルの圧力の前にコーナーを背負う展開。それでも終盤には腰の重いピットブルを投げる場面もあった。

 2Rもピットブルの圧力に押され、じりじりと後退。距離を詰めたが、なかなかタックルにいけない。ピットブルの打撃で左目の上をカット。流血しながらも、組みに行けるタイミングを狙い続ける。だがピットブルも冷静。絶妙な距離から打撃を繰り出していく。

 そして最終R、ついにクレベルがタックルを仕掛けグラウンドに引き込もうとするも、ピットブルに立たれてしまう。その後はクレベルが寝ころんだままの体勢から一発を狙う。残り2分半過ぎ、ついにクレベルが倒すことに成功。鉄槌を落とす。一度は立たれたが、再びグラウンドへ。サブミッションを狙うが、極めるまでには至らない。最後はスタンドの状態でゴング。3人のジャッジは全員がピットブルを支持した。その瞬間、クレベルは拍手を送った。その後、涙を流した。

 クレベルは10月の「RIZIN.39」で牛久絢太郎とフェザー級タイトルを懸けて対戦。2Rに得意技であるトライアングルチョークを極め、一本勝ち。ベルトを巻いていた。

 対するピットブルは現Bellator世界フェザー級王者であり、同団体の男子パウンド・フォー・パウンド(PFP)ランキング1位という超強豪だ。この試合は一点突破型のクレベルがどこまで戦えるのかが試合前から焦点となっていた。

次のページへ (2/4) 【動画】リーチを生かしてピットブルの顔面を捉える クレベル・コイケの前蹴り
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