埼玉県の大野元裕知事、前千葉県知事の森田健作と共演「紙文化の県庁ではペーパーレス化に抵抗も」
埼玉県の大野元裕知事がこのほど、前千葉県知事で俳優の森田健作がパーソナリティーを務めるラジオ2番組の収録に参加した。ニッポン放送「森田健作 青春の勲章はくじけない心 特別版」(29日午後5時30分)とFM NACK5「森田健作 青春もぎたて朝一番!」(来年1月1日、8日午前6時30分)で、収録は都内で行われた。
森田がパーソナリティーの2番組に出演
埼玉県の大野元裕知事がこのほど、前千葉県知事で俳優の森田健作がパーソナリティーを務めるラジオ2番組の収録に参加した。ニッポン放送「森田健作 青春の勲章はくじけない心 特別版」(29日午後5時30分)とFM NACK5「森田健作 青春もぎたて朝一番!」(来年1月1日、8日午前6時30分)で、収録は都内で行われた。
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2人は、森田が昨年4月4日に千葉県知事を退任するまでの1年7か月、知事同士で力を合わせてきたという。森田は当時を振り返り、「大野知事は特に外交に詳しい方ですが非常に温厚、しかも理知的。一都三県でコロナ対策に全力を挙げてきましたが、とにかく協調性があって周囲からも信頼も厚かった」と懐かしんだ。
森田が大野知事とメディアで共演するのは今回が初めてだが、大野知事は財団法人中東調査会の上席研究員時代の2005年から約5年間、ニッポン放送で朝の情報3番組でレギュラーコメンテーターを務めており、この日も軽快にトーク。「森永卓郎さんがパーソナリティーだった番組などをやらせていただきましたが、中東だけに限らない広い分野でコメントする機会を与えてもらいました」と感謝した。
大野知事はその後、参院議員を2期務めて19年8月、埼玉県知事選挙に当選。半年後に新型コロナウイルス感染が拡大し、現在も対策に追われている。その状況下、かつて経験したことのない「人口減少・超少子高齢化」の問題に直面しているという。
「(埼玉県の)75歳以上の高齢者は、全国トップクラスのスピードで増加していくと思われています。時代の転換点を直面する今、10年後、20年後の埼玉県を見据えて、さまざまな取り組みを行っていきたい。街づくりは一朝一夕にできるものではないので、今から動き出さないといけません」
さらには昨年、埼玉県が「SDGs未来都市」に選定されたことを受け、「県のすべての施策にSDGsの基本理念やゴールをリンクさせて取り組んでいます」。県庁内でのことでは、大野知事が先頭に立って「ペーパーレス化」を進めていることも明かした。
「紙文化の県庁では抵抗もありました。しかし、デジタル化支援ツールを導入したことで、コピーの量は令和元年度に比較しても全庁平均で約55%の削減と、目に見える成果が出てきます。今年度は、第2段階として業務プロセスの見直しや新たな価値の創造として、行政手続きについて県民の立場に立ったサービスの向上を目指したいです」
一方の森田は「私、実は小学5年から母親の親族がいた蕨市の剣道場に通っていたんですよ。つまり、(森田の主演ドラマ)『俺は男だ!』の原点は埼玉県にあったわけです」と明かし、「そういった意味でも大野知事には、さらに頑張ってもらいたいです」とエールを送っていた。