「M-1」オープニングのドローン演出は本物だった 「明らかなCG」と話題も…真実が明らかに
史上最多7261組が参戦した笑いの格闘技「M-1グランプリ2022」決勝戦のオープニングを飾ったドローン100機による豪華でリアルな演出が、公式YouTubeにて22日に公開された。18日の決勝戦では、ウエストランドが第18代王者に輝き、5か月という長い戦いに幕を閉じた。
株式会社ドローンショーが携わる
史上最多7261組が参戦した笑いの格闘技「M-1グランプリ2022」決勝戦のオープニングを飾ったドローン100機による豪華でリアルな演出が、公式YouTubeにて22日に公開された。18日の決勝戦では、ウエストランドが第18代王者に輝き、5か月という長い戦いに幕を閉じた。
「CGですよね?」「明らかなCG演出をウチから見えないかとベランダから探している我が妻」などとSNSに投稿されたオープニング。実は、100機のドローンが神宮外苑に集結し、「M-1グランプリ」の「M」の文字を形成していた。この高度な技術は、石川県金沢市の株式会社ドローンショーによるもので、秋から2か月の準備期間を経て、決勝戦に花を添えた。その未公開映像を、公式YouTubeにて公開された。
総合演出の下山航平氏は「オンエア開始にチャンネルを合わせてくださったテレビの前の皆さんを驚かせたい、そして、史上最多7261組が参加した今年のM-1にふさわしい壮大なオープニングを……との思いから、東京オリンピックと同じ神宮外苑・国立競技場を背景にしたドローンショーを計画いたしました」とコメントした。
当日の放送に際して、「天候によっては中止、リハも当日一度しかできない、何より生放送でのショーはリスクがありましたが、歴代王者の漫才フレーズに乗せて夜空に大きな『M』が完成した瞬間は涙がこぼれました。ただ、あまりにも発色がきれい過ぎて『CGではないか?』との声が多数挙がっているとのことで、当日スタッフが撮影した別カメラの映像を公開させていただきます。あの瞬間、東京の夜空に確かに『M』はあったんだ……そんな思いでもう一度オープニングから見返していただけると幸いです」と振り返った。
また、ドローンショー代表の山本氏は、「10月上旬に『M-1グランプリのオープニング演出でドローンショーを使いたい』とお問合せをいただいた時は、あまりの大舞台に社内のメンバーが大騒ぎしていました。1か月半というタイトな準備期間の中、なんとか無事に本番実施できたのは、本件に関係された方々のチームワークと、テレビの前の皆さまを驚かせたいという全員の熱い想いがあったからこそだと思います」と短期間で挑んだことを明かした。
さらに、「これからドローンショーはさまざまなシーンで活用される演出になるとは思いますが、日本企業が手掛けるドローンショーの歴史はM-1グランプリから始まったということを、皆様の記憶に残していただけると幸いです」と今後について期待を込めた。