“漫才日本一”を決める「M-1グランプリ2022」の決勝が18日、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、ウエストランドが優勝。7261組の頂点に立った。タイタン所属としては初の王者に輝いた。

　ファーストステージの大トリで登場したウエストランドは「あるなしクイズ」に絡めた強烈なディスりネタで659点をマークして3位で勝ち上がると、トップバッターを務めた最終決戦でもディスりネタを披露。審査員7人中6人の票を集め“圧勝”での優勝を決めた。

　大会終了直後に会見に臨んだ井口浩之は事務所の先輩でもある爆笑問題・太田光から掛けられた言葉について明かした。

「太田さんからは『審査員じゃなくて目の前のお客さんを笑わせることが全て』と言われていた。それができたかなと思います」

　また決勝ステージでは9番手がキュウ、10番手がウエストランドと“タイタン勢”の2組連続での登場となったが、これについて井口は「タイタンが（2組とも）残って、事務所ライブの感じになった。10番で出て、3位。（最終決戦でも）連続でネタができた。同じテイストのネタが続いたから優勝できた。運がよかった」とめぐ巡り合わせにも感謝した。

　M-1グランプリは“漫才日本一”を決める日本最大のお笑い賞レース。今年は昨年の6017組を大幅に超える7261組がエントリーし、再び史上最多を更新した。参加資格は、結成15年以内（07年1月1日以降）のコンビで、プロ・アマは問わない。審査基準は、とにかく面白い漫才。

○エントリーNo.3312「ウエストランド」（タイタン）
井口浩之／河本太　2008年結成

＜過去のM-1戦績＞
2015年：3回戦進出、2016年：準々決勝進出、2017年：準々決勝進出、2018年：準決勝進出、2019年：準々決勝進出、2020年：決勝進出、2021年：準々決勝進出
＜主な受賞歴＞
2012年、2013年、2014年：「THE MANZAI」認定漫才師