ご当地キャラ・みかえりちゃんがフジテレビでPR活動 実は“みかえり”苦手な理由

モザンビークの子どもたちを支援する「FNSチャリティ産直市」が17日に東京・台場のフジテレビ社屋1Fモールで開催され、千葉県鋸南町(きょなんまち)のご当地キャラ・みかえりちゃんが来場者をもてなした。

「かわいい」の声が上がったみかえりちゃん【写真:ENCOUNT編集部】
「かわいい」の声が上がったみかえりちゃん【写真:ENCOUNT編集部】

「FNSチャリティ産直市」開催 モザンビーク共和国の子ども支援

 モザンビークの子どもたちを支援する「FNSチャリティ産直市」が17日に東京・台場のフジテレビ社屋1Fモールで開催され、千葉県鋸南町(きょなんまち)のご当地キャラ・みかえりちゃんが来場者をもてなした。

 みかえりちゃんは、同町出身の江戸時代の画家で浮世絵師の祖・菱川師宣(ひしかわ・もろのぶ)の代表作「見返り美人図」をモチーフに誕生したマスコットキャラクター。14年9月30日に観光大使に任命され同10月4日に開催された「頼朝まつり」でデビューした。

「8月7日(花の日)生まれの女の子。明るい性格だが、物静かな一面もあり、日本史が得意な歴女」という。同町関係者は「各種イベントなどに積極的に参加し観光PR活動を行っていますが、実は名前からして得意なはずの“みかえりポーズ”がちょっぴり苦手です。実際は着ぐるみなので首を後ろ向きにするのが大変なんです」と意外な“秘密”を明かした。それでも来場客に特産品の水仙を無料で配ったり、手を振ったりするみかえりちゃんに子ども連れの女性は「着物の色が鮮やかですし、お鼻がかわいいですね」と魅了されていた。

 この日の「産直市」は、地域の特産品・情報を発信する地方創生とチャリティの両立を目指す新しい形の社会貢献イベント。各自治体や地場産業などが地域の特産品を販売し、1日の総売上の一部を募金として活用する。「FNSチャリティキャンペーン」は1974年の設立以来、フジテレビ系列全28局とビーエスフジが協力して放送やイベント、SNSなどで募金活動を行い、ユニセフを通じて厳しい環境で暮らす世界の子どものための支援活動を行っている。毎年支援国を決めて情報番組などで視聴者に募金への協力を呼びかけ、20年度からは世界最貧国の1つといわれるモザンビーク共和国を支援対象としている。頻発する災害、北部の紛争、新型コロナウイルスの感染拡大による栄養不良や休校により、モザンビークの子どもたちは厳しい環境での生活を余儀なくされている。

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