King & Princeの平野紫耀が主演を務めるTBS金曜ドラマ「クロサギ」（午後10時）の第9話が、16日に放送された。

（※以下、ドラマの内容に関する記載があります）

　今回は、平野演じる主人公・黒崎高志郎（くろさき・こうしろう）の敵（かたき）で、「ひまわり銀行」執行役員の宝条兼人（佐々木蔵之介）の恐怖シーンが話題になっている。

　同作は、詐欺被害にあった父が起こした事件をきっかけに家族を失った黒崎が、「詐欺師を騙す詐欺師＝クロサギ」となって、本当の「敵」を探し出し打倒していく物語。原作は黒丸・夏原武による漫画「クロサギ」シリーズ。

　黒崎は、詐欺師界のフィクサーで甘味処「かつら」の店主・桂木敏夫（三浦友和）のもとで詐欺師の情報を得ながら、金銭狙いの詐欺師「シロサギ」や恋愛詐欺師「アカサギ」などを狙う「詐欺師のみを騙す詐欺師“クロサギ”」となった。

　黒崎はこれまで、宝条から目をかけられているひまわり銀行の”選ばれし支店長“・牛山彩子（山口紗弥加）や、宝条のために裏金を作っていた「医療法人 誠新会 世田谷病院」の宇佐美孝也（津田健次郎）に接触。宝条陣営を崩しにかかっていた。さらに黒崎は、宝条と関わりの深い女性政治家に不正献金のネタを仕掛け、宝条を表に引きずり出そうとする。

　宝条は黒崎のアパートに監視カメラを仕掛け、黒崎の過去を調べる。さらに「かつら」を訪れ、桂木に黒崎を調べたことを報告する。「恨んでるんでしょうね。私のせいで家族が死んだって」と早口で語り、「ひょっとしてご存知でしたか？」とにらみつけるように桂木の方を向く。モップで拭き掃除をしながら宝条の顔は見ない桂木。「だったらなんだ」とぶっきらぼうに答える。「ご機嫌ななめですね」と続ける宝条に、桂木は「当たり前だろ。6年かけて育てて、やっと使えるようになったと思ったら、お前のせいでパァだからな」と答えた。

　桂木が黒崎を店にかくまっていると疑う宝条だが、黒崎がいないと知ると、「それは失礼しました」と無機質な笑みを向けた。すぐに冷たい表情に戻った宝条は、拭き掃除を続ける桂木の背後からゆっくりと近づく。ただならぬ様子に、桂木の腹心でボディーガードの早瀬かの子（中村ゆり）も止めに入ろうとする。無表情のまま桂木に接近した宝条は、桂木のモップを力強く手に取り、「やりますよ。掃除は結構得意なんで」と再び無機質な笑顔を見せた。

　このシーンにSNS上では、「こわいこわい」「すごい緊迫感」「（桂木を）殺すかと思いました」「心臓止まるかと思った」「なんで！掃除変わるだけなのにこんなに怖いんですか！」とハラハラさせられた視聴者が続出。また「宝条と桂木。ここにもほころびが？」「桂木と宝条の関係性も微妙になってきたな…」といった声も挙がっている。

　次回はいよいよ最終回。宝条に立ち向かう黒崎がどんな結末を迎えるのか。桂木との関係はどうなるのか。要チェックだ。