2023年1月8日にスタートするNHK大河ドラマ「どうする家康」の第1回「桶狭間でどうする」（初回15分拡大版）の初回試写会が行われた。試写会後の出演者会見には主人公の徳川家康役の松本潤、瀬名役の有村架純、今川義元役の野村萬斎が出席し、作品への思いを語った。

「どうする家康」はNHK大河ドラマの第62作。「コンフィデンスマンJP」などで知られる脚本家・古沢良太が、新たな視点で誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を描く。徳川家康が主人公の大河ドラマは3作目。

　1話「どうする桶狭間」では冒頭から合戦のシーンが描かれる。甲冑（かっちゅう）を身にまとっての演技について「着物や甲冑は普段全く触れないもの。着るだけで役に近づいていける。甲冑の重さをまとうことで、『これから生きるか死ぬかの戦いをするんだ』と毎回意識できる」と話した松本。自身の甲冑姿については「かっこいいですね」と自賛し、頬をゆるめた。

　6月上旬に物語の舞台・三河にあたる愛知県でクランクインし、撮影を続けてきた。松本は地元住民たちからの反応について「皆さん、徳川家康という人物を“家康公”と呼ぶ。徳川家康という人物は地元の人に大事にされてきたスーパースターで、尊敬されている人物なんだと改めて感じます」と明かし、「皆さんから『絶対に見るからね』と応援していただいて、力になっています」と頭を下げた。

　1か月後に放送が迫っている1話について「非常にバランスよくまとまっている」とうなずいた松本。「これからこの人たちがどのように戦国を生きていくのか、どういうチョイスをしていくのか。どんどん戦国オールスターズの武将たちと家康が出会うことになるので、その都度楽しんでいただければ」と話していた。

　NHK大河ドラマ「どうする家康」の第1回「桶狭間でどうする」（初回15分拡大版）は、23年1月8日に総合テレビでは午後8時から、BSプレミアム・BS4Kでは午後6時から放送される。