BTSの“後輩”「&TEAM」多様な世界を結び付けたい MV撮影で坂口健太郎から「泣きの指導」
HYBE LABELS JAPAN初のグローバルグループ・&TEAM(エンティーム)が8日、東京・千駄ケ谷の東京体育館でショーケース「&TEAM DEBUT SHOWCASE [First Howling : ME]」を行い、会場に集まった 1 万人規模の LUNE(ルネ=ファンの総称)とともにデビューを華やかに飾った。
デビューショーケース開催 オーディション番組から誕生した9人組
HYBE LABELS JAPAN初のグローバルグループ・&TEAM(エンティーム)が8日、東京・千駄ケ谷の東京体育館でショーケース「&TEAM DEBUT SHOWCASE [First Howling : ME]」を行い、会場に集まった1万人規模のLUNE(ルネ=ファンの総称)とともにデビューを華やかに飾った。
BTSが所属する韓国の大手芸能事務所・HYBE日本本社のオーディション番組から誕生した9人組で、前日の7日にEP「First Howling:ME」でデビューを飾った。メンバーのEJ(ウィジュ)、FUMA、K、NICHOLAS、YUMA、JO、HARUA、TAKI、MAKIがステージに登場し、デビューEPのタイトル曲「Under the skin」をパワフルにパフォーマンスすると満席の会場から大きな拍手が巻き起こった。
ラジオDJの古家正亨氏が司会進行を務め、メンバーが1人ずつ自己紹介して個性をアピール。リーダーのEJは「温かい牛丼が好きな温かいみんなのリーダー、ウィジュです」とお辞儀。一方、JOが「ピュアな&TEAMのカルシウム、JOで~す」とあいさつすると、「カルシウム、どういうこと?」とメンバーがツッコミ。これにJOは「背が高いのでカルシウムがたくさん」と答え笑いを誘った。また、メディア向けの撮影時間になると、メンバーは投げキッス、指ハート、ウサ耳ポーズなどを次々と披露し、客席のファンから「かわいい」の声が上がった。デビュー作がオリコンデイリーアルバムランキングで2日連続1位を獲得したことを告げられると、メンバーは「うわー」「ありがとうございます」と大喜びしていた。
トークコーナーで古家氏から&TEAMというグループ名について聞かれるとFUMAは「ぼくたちは年齢もバックグラウンドもそれぞれ違いますが、それぞれ個性を持った9人が1つのチームとなって多様な世界を結び付けたい、という意味が込められています」と紹介した。「Under the skin」のミュージックビデオ(MV)の撮影裏話も披露された。特別出演した俳優の坂口健太郎とのシーンで共演したKは今回が初めての演技となり涙のシーンに四苦八苦。坂口から「まばたきしなければ涙が出るんじゃない?」とアドバイスされたが、うまくいかず、さらに「悲しい状況を考えてみたら?」と再度指導されたが、「本当に悲しくて泣けず、最後にオオカミ少年の孤立した状況を考えて集中したらブワーと泣けた」と苦笑いしながらリアルな現場を明かした。
事前に受け付けていたメディアからの質問にも回答。「BTSの後輩としてグローバルデビューすることにプレッシャーは?」という質問にTAKIは「プレッシャーというよりBTS先輩のように世界で通用するアーティストになりたいという気持ちが強かったので乗り越えられた。パン・シヒョクさんやすごいプロデューサーの方々が集まってくださって、MVには坂口健太郎さんに出演していただき、すごく貴重な体験をしていることに感謝しつつもっと成長していけたら」と飛躍を誓った。また、HYBE傘下のレーベル・SOURCE MUSIC所属の“先輩”ガールズグループ・LE SSERAFIM(ル セラフィム)が大みそか放送の「第73回NHK紅白歌合戦」に初出場することについてYUMAは「ぼくたちも紅白歌合戦に出場したいです。ビルボードにチャートインするようなアーティストになりたい」と目標を語った。NICHOLASは英語、EJは韓国語でトークするなどグローバルな魅力を見せつけた。
ショーケースでは「Under the skin」のほか、EP収録曲の「Scent of you」、オーディションのシグナルソング「The Final Countdown:&TEAMバージョン」をエネルギッシュに披露しファンを沸かせた。最後に9人は4台のトロッコに乗って会場を埋め尽くしたファンが待つ客席近くまで移動し笑顔で手を振りながら「ありがとうございます」と何度もファンに感謝を伝えた。
今後、&TEAMは14日放送のフジテレビ系「2022 FNS歌謡祭第2夜」(水曜午後6時30分)などに出演する。