「お前らの為に道をあけてるのではない」 緊急車両の後ろで事故渋滞すり抜けたバイク乗りに物議
身動きの取れない渋滞中の高速道路で中央を緊急車両が通過していく。すると驚いたことに緊急車両に続けて5台のバイクが渋滞をすり抜けていくではないか。
トンネル内で11台が絡む多重事故で大渋滞、そのとき…
身動きの取れない渋滞中の高速道路で中央を緊急車両が通過していく。すると驚いたことに緊急車両に続けて5台のバイクが渋滞をすり抜けていくではないか。
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この動画をツイッターに投稿したのはバイク乗りの「かっつん」(@FUNKYzRACING)さん。撮影したのは4日の午前10時30分頃、神奈川県の東名下り線、吾妻山トンネルに入る手前200メートル付近だという。
当時、吾妻山トンネル内で11台が絡み4人が軽傷を負う多重事故があり、かっつんさんによると渋滞の距離はトンネルから後方10キロ程はあったそうで500メートルを走行するのに1時間30分ほどかかった。
そんな状況の中で目に入ってきたのが消防車や救急車の緊急車両の後ろに連なる5台のバイク。
「率直な感想ですが、危ないなと思ったのと渋滞でイライラしてたせいもあり、同じバイク乗りとして常識的な感覚が無いなと思いました」
とっさの判断で動画を撮影し、「お前らの為に道をあけてるのではない」というコメントを添えてSNSに投稿。すると現在までに300万を超える再生回数となり、すり抜けたバイクに対して批判の声が多数寄せられている。
中には仕事で緊急車両に乗っている、また乗っていたとされる人たちから「危ないので、絶対についてこないでください」といった投稿も見受けられた。
「ほかの人はどんな感想を持つのか?」そんな動機で投稿したかっつんさんは思わぬ反応に驚いたようで最後に次のような投稿を残した。
「別にこの人達が違反とかモラルとかどうでもいい 高速で1時間半も身動きとれない時に皆さん見たくない光景 すり抜けどうぞご勝手に ただ、お前らの為に通りやすくしたのではない 日曜日の混む所で事故渋滞に巻き込まれた人の心境でした」
もちろんすり抜けたバイク乗りにも何らかの事情があった可能性も考えられる。ただし通常の行為としてはかっつんさんに対して共感する意見が多いようだ。
投稿には、「便乗はアウト」「同じバイク乗りとして恥ずかしい」「5台はさすがにやりすぎやw」「ルールより人としてのマナーの問題」といったコメントや、一方で、「救急車に運ばれてる人がバイク仲間の可能性があって一緒について行ってる可能性もあるよね」「身内でも、救急車に追従するのは追突のリスクがあるから止められます」との声もあった。