国立天文台、職員が使用していたUSBを紛失 最大で1048人の個人情報漏洩の可能性
国立天文台は2日、職員が使用していた個人情報を含むUSBメモリ1個を紛失したことが判明したと発表した。

公式HPで報告
国立天文台は2日、職員が使用していた個人情報を含むUSBメモリ1個を紛失したことが判明したと発表した。
公式HPによると、紛失したのは4月17日。「当該USBメモリについては、本事案発覚時から捜索を続けておりますが、現時点で発見には至っておりません。また、現時点では、本件による個人情報の不正使用などの被害については確認されておりませんが、個人情報漏洩の可能性がある方々へは、特定記録郵便(住所が分かる方)及び電子メールを用いて本件に関する説明と謝罪を行いました」と説明している。
さらに「本機構では、情報セキュリティポリシーにおいて個人情報等機密情報の取扱いについて規定し、その順守を確認する自己点検も実施しているところですが、今回の事態を招いたことを重く受け止め、再発防止策の実施のほか、本機構職員に対して、個人情報等機密性情報の適切な取り扱いについて周知徹底し、再発防止に努めてまいります」と続けている。
また保存されていた個人情報については、「USBメモリには機構内の会議資料等のほか、職員採用に係る応募書類等の情報を保存しており、精査したところ最大で1048名の方の個人情報が漏洩した可能性があります」としている。
国立天文台は日本の天文学の中核を担う研究機関。大学共同利用機関として、大規模な天文観測・研究施設を全国の研究者に提供するとともに、天文学研究と天文観測機器の開発を広く推進している。さらに世界の先端研究機関として、国際協力のもと、天文学の発展のために活動している。
