Mリーグ公式実況・松嶋桃がポーカーに挑戦 “初心者”で準優勝「麻雀と似たところがある」

プロ雀士でプロ麻雀リーグ「Mリーグ」の公式実況としても活躍する松嶋桃が9日、サミー主催のポーカー大会「m HOLD‘EM メディア対抗戦」にENCOUNTの代表として出場し、準優勝の結果を残した。生放送で配信された同大会。松嶋は今後のポーカーへの抱負を語った。

「m HOLD‘EM メディア対抗戦」に出演した松嶋桃【写真:ENCOUNT編集部】
「m HOLD‘EM メディア対抗戦」に出演した松嶋桃【写真:ENCOUNT編集部】

「m HOLD‘EM メディア対抗戦」に出演

 プロ雀士でプロ麻雀リーグ「Mリーグ」の公式実況としても活躍する松嶋桃が9日、サミー主催のポーカー大会「m HOLD‘EM メディア対抗戦」にENCOUNTの代表として出場し、準優勝の結果を残した。生放送で配信された同大会。松嶋は今後のポーカーへの抱負を語った。

 テキサスホールデムポーカーを楽しめるアプリ「m HOLD’EM(エムホールデム)」にて、8人のポーカープレイヤーが対戦する公式生放送。対戦の模様は全プレイヤーのハンドが見える「観戦アプリ」を使用して配信された。

 大会に参加したプレイヤーおよびメディアは、ぽにょ皇子(アニイベX)、松嶋(ENCOUNT)、緒方咲(Game8)、辰巳シーナ(SPA!)、まよんぬ(スポニチ)、名取くるみ(BS12)、益田アンナ(FLASH)。放送席にはプロ雀士の椿彩奈、ポーカープレイヤーの堀内正人、「m HOLD’EM」プロデューサー・ガイPが出演し、実況・解説を務めた。

 松嶋はポーカーを始めて約4か月とあって、試合前には「初心者くらいの段階で大会に呼んでもらえたことを光栄に思います。ビギナーズラックがあったらいいなという気持ちもありますけど、今できることを楽しみながらやれたらいいな」と笑顔で意気込んでいた。

 一方で、ポーカーは「麻雀と似たところがある」と勝負師としての自信ものぞかせ、「運の要素もあるけど、技術の基本がすごく大事で、心理戦の面も大きかったりと、麻雀プロとしてポーカーは強くありたいな、と思っているんです」と大会に臨んだ。

 スコアが0になると脱落するトーナメント形式の大会は、欠席となった七瀬を除く7人でスタート。序盤から、前回大会の「女性ポーカープレイヤー大会」で優勝したぽにょ皇子の積極的な姿勢に他のプレイヤーたちが圧倒された。しかし、松嶋は勝負手が入ると果敢にレイズ、リレイズを選択して対抗。互角以上の戦いを繰り広げた。

 戦前は「すぐ飛んだらごめんなさい」と冗談交じりに話していたが、堂々たる戦いぶりだった。要所で“勝負師”としての顔を見せ、放送席の解説陣を驚かせるプレイを見せた。

 大会終盤は、ディフェンディングチャンピオンのぽにょ皇子、第2回日本ポーカー最強女子決定戦を優勝したまよんぬ、そして松嶋の三つ巴に。そして、最後は松嶋とぽにょ皇子のヘッズアップとなった。

 1対1の対戦に放送席からは「(初心者の松嶋は)ヘッズアップの戦い方が分からないかもしれない」と不安の声もあがるが、それまでと変わらぬアグレッションの高さを見せた。しかし、最後はストレートのぽにょ皇子がオールイン。それに対して、ツーペアの松嶋もオールインで応えてしまい、ぽにょ皇子が優勝をつかんだ。

 準優勝となった松嶋は大会後、「初心者的には2位って喜ぶべき結果な気もするし、試合が始まる前の私だったら『2位? 私やったじゃん!』と思っていたんでしょうけど、今は悔しいです」と勝敗を決めた最後の選択を悔やんだ。

 京都大学出身の松嶋は、プロ雀士だけでなく、麻雀実況やYouTubeのクイズ番組へのレギュラー出演など多彩な場で活躍を見せている。「これからも頭脳スポーツのポーカーを麻雀と一緒に頑張っていきたいなって強く思えたので、またこういう場に来られたらいいなって思ってます。本当に選んでくださりありがとうございました。次は優勝します!」と今後の抱負を宣言した。

 もっとも、最後には「うーん、でも今日はできすぎな気がしちゃうなあ……。オールインが成功しすぎました」と笑いながらも悔しさをにじませ、勝負師としての顔を見せていた。

次のページへ (2/2) 【動画】松嶋桃が“オールイン”に成功した瞬間
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