自慢のポルシェが大集合し、圧巻の光景が広がった。クルマ愛好家に交流の場を提供する「A PIT オートバックス東雲」主催の定例のカーイベントが20日、東京都江東区の同店で行われた。初めてのテーマとなった、ドイツの高級メーカー「ポルシェ」で、65台が参加。「想定外」（関係者）の大盛況となった。

　クルマ好き同士がコミュニケーションを図る機会を設けようと、毎月第3日曜の午前7時30分から行われている「モーニングミーティング」。第36回のこの日は、ポルシェジャパン株式会社から、伝説のレースカーをオマージュした特別モデル「Porsche 718 Cayman GT4 Tribute to 906」が展示となった。

　代名詞と言える911シリーズをはじめ、ボクスターといったスポーツタイプがズラリ。SUVのカイエン、マカンも駆けつけた。ポルシェ愛好家が「これは珍しい、取材した方がいいですよ」と驚いた、希少な993 カレラRSは大きな注目を集めた。20代の女性を始め、カップルら若いオーナーたちの姿が目立った。他にも親子参加、自転車を“装着”したユニークな1台もあった。

　会場には色とりどりのボディーカラーが並び、オーナーたちのこだわりの“クルマ愛”にあふれた。担当者は「ポルシェは初めてのテーマだったのですが、どれぐらい集まるか分からなかった中で、これだけの数。しかもスポーツカーばかりでびっくりしています」と驚嘆の様子。年式は約40年分と幅広く、「きょう集まったポルシェの総額は想像できないですね。これからも皆さんに集まっていただく機会を考えていきたいです」と声を弾ませた。