渡辺えり、認知症対策で定期的に脳ドック 薬に興味も値段に驚き「200万円くらい…」
女優の渡辺えり、室井滋が15日、都内で開催された「喜劇 老後の資金がありません」取材会に出席。“長く生きることがリスク”という雰囲気になっている社会に対し、意見を述べた。
「日本は介護施設や介護士にお金をいっぱい使わないといけない」と熱弁
女優の渡辺えり、室井滋が15日、都内で開催された「喜劇 老後の資金がありません」取材会に出席。“長く生きることがリスク”という雰囲気になっている社会に対し、意見を述べた。
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同作品の原作は、“老後の資金”をテーマに描かれた垣谷美雨氏による大ベストセラー小説。2021年には、喜劇に定評のあるマギーの脚色・演出で初演された。コメディータッチで描かれるも、次々と降りかかる出費に苦戦する主婦の姿は多くの人々の共感を呼び、この度再演が決定。主演は、同作品2度目の出演となる渡辺、映画やドラマで個性的な存在感を放つ室井が務める。
再演が決まった心境について渡辺は「歌って踊って割とハードでしたが、初演のときにカーテンコールが5、6回続いて、コロナ禍だったので見ているお客さんに勇気を与える作品として印象に残った芝居だったようで、初演が終わった後すぐに『再演をお願いしたい』という声が掛かりました」と回顧。
続けて「稽古場所ではアクリル板を通さないと話すこともできない不自由さ、時間配分をしたりと過酷でしたが、そのかいあって再演になったのでうれしいです」と声を弾ませた。
また、“長く生きることがリスク”という雰囲気になっている社会に対して思うことを聞かれた渡辺は「先進国においては、日本人の認知症患者が全世界から見ても1番多いんですってね。でも、介護する人たちのお金(給料)は安いじゃないですか。だから、日本は介護施設や介護士にお金をいっぱい使わないといけないと思います」と熱弁。
認知症対策として、定期的に脳ドックを受診していると言い「『ほどよく萎縮している』って言われるんですよ。学者から聞いたんですけど、萎縮を止める薬があと10年くらいで開発されるって。でも、200万くらいするみたいで、みんなが手に入るとは限らないじゃないですか。そのためにも、食生活は気をつけて運動をして、認知症にならないように心がける。そうして、高齢者が頑張って愛を与えるような活動をしていかないといけないのかなって思います」と口にしていた。
「喜劇 老後の資金がありません」は、23年1月14日から28日まで京都・南座、2月1日から19日まで東京・新橋 演舞場にて上演する。