STU48岩田陽菜、念願の写真集で見出した自分の新たな魅力 “あざとボディー”で新境地
瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」の1期生・岩田陽菜は、11月2日に1st写真集「選べないクレヨン」(KADOKAWA)をリリース。14歳でアイドルとなり、「かわいい」を追求し続けてきた彼女が、念願だった写真集に込めた思い、20歳を迎える2023年の目標について聞いた。
「選べないクレヨン」でメンバーやファンも驚きの“大人な岩田陽菜”を解禁
瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」の1期生・岩田陽菜は、11月2日に1st写真集「選べないクレヨン」(KADOKAWA)をリリース。14歳でアイドルとなり、「かわいい」を追求し続けてきた彼女が、念願だった写真集に込めた思い、20歳を迎える2023年の目標について聞いた。(取材・文=小田智史)
――岩田さんにとって、待望の1st写真集「選べないクレヨン」が発売されました。
岩田陽菜(以下、岩田)「私はSTU48に入る前からアイドルがすごく好きで、元AKB48の小嶋陽菜さんや元乃木坂46の白石麻衣さんの写真集を持っていたんですけど、写真集は本当に十人十色で、どれも個人の魅力が詰まっていてすてきだなと思っていました。2017年3月にSTU48に加入して、日々活動していくなかで、雑誌の撮影とか楽しいなと感じる自分がいて、『私だけの本ができたら最高だな』と感じるようになって、写真集を出すことが自分の夢になったので、こうして実現できてうれしいです」
――メンバーやファンの反響は?
岩田「14歳の頃から一緒に活動している1期生のメンバーは、『ひなちゃん、こんなにも大人になったんだね!』とまるで親のように言ってくれたり(笑)、『すごくかわいい!!』と伝えてくれるメンバーもいました。私はこれまで、ユニット曲でもかわいい曲をやらせていただくことが多くて、かっこいい、大人っぽい、というイメージはあまりなかった気がします。ファンの方の中には、写真集と聞いて心配される方も少なからずいらっしゃったんですけど(笑)、『ひなちゃんがやりたかったことだから』『写真もすごくすてきだよ』とほめてくださって、うれしかったです。今回は、『岩田陽菜を全部見せている』というくらい、私の中でも挑戦しているつもりです」
――「挑戦」という意味では、制服やバニー姿だけでなく、初めてランジェリーや水着での撮影も行われています。もともと「アイドルの写真集」に持っていたイメージと、自分なりのこだわりは?
「アイドルと言えば、青春らしい制服、あとは水着かなって。写真集で特別にランジェリーを着る方もいる印象です。10代最後のタイミングで写真集を出せるということで、いろんな私を詰め込みたいと思いましたし、理想どおりというか、持っていたイメージと一致させられました。とにかく大人っぽさに振るのもいいなと思って、そういうシーンもあるんですけど、私は人生でずっと『かわいい』が好きで意識してきたので、かわいさを前面に出したいとこだわりました。正直、ここまで(肌を)露出している服は普段着ないので、すごく緊張しました(笑)。でも、自分の持っている写真集をたくさん見返して勉強して、恥ずかしいという気持ちよりも、『こんないい写真が撮りたい』という思いが勝つように挑んだので、笑顔で、自然体で撮ってもらうことができたんじゃないかと思います」
やわらかさを意識した“あざとボディー”にこだわり
――笑顔はもちろん、表情も多彩ですよね。
「写真集を撮影したあとから、STU48のライブ、テレビの歌番組に出演した際に表情が豊かになったと言っていただけることが増えて、『良くなったんだ!』と自分なりの成長を感じています」
――撮影にあたってはやはり身体づくりもしましたか?
「プロポーションを意識してジムに行ったり、食事を気をつけたりしました。ただ、私が筋肉ムキムキの写真集を出すのも違うなと思ったので(笑)、私らしいやわらかさというか、自然な感じを残しました。ファンの方からは『あざとボディー』と言っていただいています(笑)。公演の衣装とかでは絶対に分からないですけど、実は私、ヒップが丸い感じの“プリケツ”なんです。写真集を出したいと言っていたときに、『チャームポイントはどこなの?』と聞かれて『プリケツ』だと答えていたので、ファンのみなさんは『これがひなちゃんのうわさのプリケツか』と(笑)。ついに解禁しちゃいました」
――元AKB48の渡辺麻友さんをオマージュした写真も印象的です。
「アイドルになる前、麻友さんの写真集の表紙を見て衝撃を受けたのを覚えています。でも、それは麻友さんが王道アイドルだったからこそのびっくりなんだろうなって。私も王道アイドルになりたいと思ってこの世界に入ったので、私も麻友さんみたいな写真を撮りたいと思って、特別にオマージュさせていただました。ひと皮むけて、新しい自分になれた気がするので、挑戦して良かったなと思います」
――全128ページの中でお気に入りのショットは?
「うさぎちゃんと一緒に撮りたいという希望をかなえていただいたり、何回(写真集を)見ても、なかなか自分のお気に入りを決めることができなくて(苦笑)。どれも大好きなんですけど、『私の撮りたい』が詰まっているのは白バニー姿の(見開き)ページです。アップでにっこりしているショットからの、プレゼントボックスをバックにしたメルヘンチックなショットで、白からピンクの世界に変わっていくようなイメージを含めて、とにかくかわいいがあふれていて、本当にすてきです」
―――衣装も、岩田さんのためだけに作られた“特注”だったそうですね。
「スタイリストさんが今回、特別に作ってくださって、“えちかわいい”特別な感じを演出してくれています(笑)」
写真集の自己評価は「90点」。その理由は?
――秋元康先生も帯コメントで「岩田陽菜には、24色の魅力があると思う」と語っています。岩田さんが思う自分の魅力は?
「うーん、難しい(笑)。でも、アイドルらしいかわいさは私の中で5年間ずっと大切にしてきました。STU48に加入したばかりの頃は表情も硬かったんですけど、かわいいだけじゃなく、写真集をとおして色っぽさ、セクシーさも加わって、秋元先生がこう言ってくださっているように、24色の表情ができるようになったのが今の私の魅力かなと思います」
――今回の写真集の自己採点は?
「90点。高得点なんですけど、20歳になった私に期待するという意味であと10点は残しておきます(笑)」
――STU48は3期生のオーディション開催も発表されました。
「今回は12歳からオーディションに参加できるので、自分に11歳の妹がいることを考えるとすごい世界で、私もどんどん先輩になっていくなって(笑)。これから一緒に頑張っていく仲間にとって、お姉ちゃんみたいな親しみのある先輩になりたいですし、STU48のいいところを伝えて、ともに瀬戸内を盛り上げていきたいと思います」
――14歳でSTU48に加入した岩田さんも、来年2月で20歳を迎えます。節目の1年の目標は?
「20歳はもう大人の仲間入りなので、24色以上の魅力の出せるように頑張りたいと思います。今回写真集の撮影がすごく楽しくて、2nd(写真集)のチャンスがあればもちろん挑戦したいですし、フォトブックも出してみたいし、雑誌にもたくさん出演したい。今回の1st写真集を機に、いろんな私を見せていきたいです。、個人的にはSTU48の楽曲でセンターに立ちたいという思いが加入したときからずっとあるので、それを絶対にかなえたいです」
□岩田陽菜(いわた・ひな)2003年2月21日、山口県出身。STU48 1期生。小さい頃からAKB48に憧れ、キュートな笑顔、女子力全開のパフォーマンス、計算されたあざとさと自然に見せるあざとさの絶妙なバランスで、王道アイドルを突き進む。人気ゲーム「あつまれどうぶつの森」の有料追加コンテンツ「ハッピーホームパラダイス」をダウンロードし、住民の別荘を作りながら、「家具の配置とか色合いにこだわって、色彩感覚を研ぎ澄ませる」のがマイブーム。
スタイリスト/大橋みずな、ヘアメイク/前田紗良