紅白内定報道のIVEってどんなグループ? IZ*ONEの元メンバーが所属、日本人メンバーも

今年12月31日に放送される「第73回NHK紅白歌合戦」にK-POPの6人組・IVE(アイヴ)が“初出場内定”と他の出演者に先がけて報じられて以来、IVEに対する関心が高まっている。いったいどんなグループなのか。

紅白内定報道のあったIVE【写真:Getty Images】
紅白内定報道のあったIVE【写真:Getty Images】

“美の妖精”とマイペースの日本人メンバーが人気

 今年12月31日に放送される「第73回NHK紅白歌合戦」にK-POPの6人組・IVE(アイヴ)が“初出場内定”と他の出演者に先がけて報じられて以来、IVEに対する関心が高まっている。いったいどんなグループなのか。

 IVEは、韓国の大手芸能事務所「STARSHIPエンターテインメント」に所属する韓国出身のユジン、ガウル、ウォニョン、リズ、イソと日本人のレイで結成されたガールズグループで、「私、そして私たちが持っているもの(I HAVE=IVE)を堂々と見せる」という意味が込められている。昨年12月1日に1stシングルアルバム「ELEVEN」でデビューすると、韓国の音楽番組で1位を総なめ。今年4月5日発売の2ndシングルアルバム「LOVE DIVE」、8月22日発売の3rdシングルアルバム「After LIKE」も大ヒットしK-POP第4世代を代表するグループとして急成長した。10月19日には日本デビューシングル「ELEVEN -Japanese ver.-」を発売し、日本の音楽番組にも出演した。日本ではサザンオールスターズやPerfume、福山雅治、深津絵里らを擁する大手芸能事務所「アミューズ」に所属している。

 日本のファンにとってなじみ深いメンバーが“美の妖精”と呼ばれているウォニョンとリーダーのユジンだ。2人は18年10月29日にミニアルバム「COLOR*IZ」で韓国で正式デビューした日韓合同12人組ガールズグループ・IZ*ONE(アイズワン)として活躍。日本人メンバーとしてはAKB48グループ所属の宮脇咲良、矢吹奈子、本田仁美が参加しており日韓双方で人気を誇った。

 IVEが紅白出演者候補にからんでくる予兆はあった。NHKは2007年にスタートし今年で15周年を迎えた音楽番組「SONGS」のスピンオフ企画「SONGS+PLUS」を9月23日にスタート。その第1回を飾ったのが実はIVEだった。番組はIVEに密着し来日時のライブ映像から新曲「After LIKE」のカムバック裏側までカメラが入るドキュメントとして放送されており、紅白出場に向けた“功績”となったはずだ。

 一方、IVEの楽曲に込められた世界観にはテレビの歴史を彷彿(ほうふつ)させる映像がちりばめられている。最新タイトル曲「After LIKE」は米女性歌手のグロリア・ゲイナーが78年に発表しグラミー賞最優秀ディスコ・レコーディング賞を受賞した空前の大ヒット曲「I Will Survive」をサンプリング(過去の作品を引用して再構築する手法で洋楽に多い)していることで知られているが、最も斬新な部分はミュージックビデオ(MV)のコンセプトにある。カラーテレビのテストパターンとして表示されるカラーバーの色には黄、シアン、緑、マゼンタ、赤、青があるが、MV冒頭で6人のメンバーは各色の衣装をまとってそれぞれソロで登場し、6人全体のパフォーマンスに移るとメンバーは白と黒の衣装に変化する。これはシアン、マゼンタ、黄を重ねると黒に、赤、緑、青を重ねると白になることに由来しているようだ。

 さらに、これまで発売された3作品のアルバムジャケットの色は「ELEVEN」が赤、「LOVE DIVE」が青、「After LIKE」が緑となっている。これらは“光の3原色”と呼ばれており、赤緑青すべてが混ざると白になるため、4作目のジャケットカラーは白になるのでは、と予想されている。MVでサンプリングされた「I Will Survive」が70年代白黒テレビの世界を象徴しているとするならば、「After LIKE」は白黒からカラーテレビに移ったメディアの歴史を表現している。何台ものテレビカメラが画面中に写り込んでいることもそれを強調する狙いがある。このように緻密で計算された表現スタイルは紅白スタッフのテレビマン魂を揺さぶったに違いない。

 今年の紅白のテーマは「LOVE&PEACE みんなでシェア!」。同番組の公式ホームページには「紅白をテレビやラジオで楽しみながらスマホやPCでシェアして欲しい。感じた事をつぶやいてシェア! 写真や動画をシェア!」と書かれている。IVEのYouTube公式チャンネルのMV再生回数(9日現在)は「ELEVEN」と「LOVE DIVE」がそれぞれ1億6000万、「After LIKE」が1億2000万となっており、TikTokでもカバーダンスが続々とアップされている。SNSにおける“シェア”という点でも要件は十分に満たしている。テレビの歴史と“カラー”、そして“シェア”。「日本人メンバーのレイ(直井怜)のマイペーストークが面白い」というファンも多い。本番のステージの演出がどうなるか楽しみだ。

次のページへ (2/2) 【写真】IVEの日本人メンバー・レイがプラダを着こなすファッション
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