朝倉未来が「BreakingDownは教育番組」と語る真意 波紋呼んだ大会運営を振り返る
1分間最強を決める格闘技イベント「BreakingDown6」が3日、都内で開催された。オーディションから当日までさまざまなインパクトを残した同大会を、スペシャルアドバイザーを務める格闘家の朝倉未来が振り返った。
パイプ椅子投げは厳禁と前置き
1分間最強を決める格闘技イベント「BreakingDown6」が3日、都内で開催された。オーディションから当日までさまざまなインパクトを残した同大会を、スペシャルアドバイザーを務める格闘家の朝倉未来が振り返った。
過去最高の盛り上がりを見せた「BreakingDown」。バラエティー番組などでも同イベントを模した企画が行われるほど、格闘技の枠を超えて浸透してきている。
この日は「THE OUTSIDER」と「BreakingDown」との対抗戦をメインに全31カードが組まれ、対抗戦の他にも“女の因縁”、“最弱対決”などとバラエティーに富んだ戦いが金網の中で繰り広げられた。
試合だけではなく、オーディションや会見といった部分での出場選手のストーリーの見せ方も人気の秘けつだ。
なかでも“乱闘”が大会の見せ場の一つとなっている。今大会ではそれが悪い方向へと転がった。オーディションでは、みらたむといーたろが緒方友莉奈にけがを負わせ、前日会見では、“会津の喧嘩屋”久保田覚がパイプ椅子を持ってアドリブまさおを襲撃。左目上部から流血する事態となった。
この一件はSNSを中心に瞬く間に拡散。運営や未来にも批判の声が向けられた。さらに格闘技界にも波紋を広げ、著名な格闘家からも「子どもに悪い影響を与える」などの声が上がった。
未来は囲みでこの一件について言及。そもそも椅子投げなどの行為は厳禁だと前置きした上で持論を展開した。
「BreakingDownの人ってそれぞれが狙っていないのにおもしろいとか、みんなこうなっちゃダメだよねっていうある種の教育番組みたいなんです。そこがおもしろいと思っています」
さらに「昨日、格闘家の選手たちがああいうことをやると子どもに悪い影響を与えるって言ってましたけれど、見ている人は『これはやってはダメなこと』って逆に分かると思うんですよ。大前提やってはいけないんですけれど僕はそっちの考え方ですね」と続けうなずいた。
CEOを務めるYUGO氏も「トライ&エラー」の連続だと語る。今や社会現象と呼べるほどのイベントとなったBreakingDown。さらなる成長を見守りたい。