「ちょっと前に作ったゴムゴムの実風メロン 好評だったらメラメラの実も作ります」。農業高校の男子生徒がメロンで作った「ゴムゴムの実」がSNS上で話題を呼んでいる。

　ゴムゴムの実は、尾田栄一郎氏による週刊少年ジャンプで連載中の少年漫画「ONE PIECE（ワンピース）」で、主人公のモンキー・D・ルフィが食した「悪魔の実」と呼ばれる果実のひとつ。原作と瓜二つに再現されたゴムゴムの実の画像には、「クオリティー高すぎ」「どうやって作ったんですか！？」「悪魔の実はマズいというウワサだけど、これはなんだか美味しそう」と23.6万いいねもの反響が寄せられている。

　画像を投稿したｴﾄｵ（@x0JJ4cCbII7TRUX）さんは、農家ではなく農業高校に在学する高校3年生。続く投稿では「作り方の質問が多かったので載せておきます。私は能力で作ったのですが、メロンがまだ小さい時に人為的に傷を入れることで網目を浮き上がらせて作ることも出来ます！」と作り方の解説も添えられている。

「高校ではメロンの他にもトマト、きゅうり、ダイコン、ハクサイ、キャベツなども育てています。メロンは肥大時に表面にヒビが生じ、それを修復した痕が網目になります。その性質を利用してゴムゴムの実の模様を入れました」とｴﾄｵ（@x0JJ4cCbII7TRUX）さん。メロンは「アールスフェボリット」という品種で、実際に傷をつけるためにかかった制作時間は5時間ほどだという。

　現在は同じく作中に登場する「メラメラの実」と「モクモクの実」の制作中だといい、「生育するのを待っている状況です。モクモクはそこまででしたが、メラメラはゴムゴムの実以上に難しかったです」。収穫時期は11月の半ばから後半にかけてで、うまくできた際にはあらためて画像を投稿するという。