急成長続ける「eスポーツ」 21年の市場規模は約80億円、25年には180億円超が予測
一般社団法人日本eスポーツ連合は26日、日本国内におけるeスポーツ市場について、2021年の規模および内訳、25年までの成長予測、ファン数(試合観戦・動画視聴経験者)の推移を発表した。
ファン数も増加、25年には1200万人超を予測
一般社団法人日本eスポーツ連合は26日、日本国内におけるeスポーツ市場について、2021年の規模および内訳、25年までの成長予測、ファン数(試合観戦・動画視聴経験者)の推移を発表した。
21年国内eスポーツ市場規模は前年比115.5%の78億4000万円に増加。25年には約180億円まで成長することが予測される。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、20~21年の成長率はやや鈍化したものの、市場規模は着実に拡大。コロナ禍の影響が落ち着きを見せた22年以降は、国内海外の大型競技大会が再開されることもあり、市場規模は年平均20%を超える成長率で拡大することが見込まれている。
また、21年の日本eスポーツ市場は「スポンサー」が6割。さらに、eスポーツに関連する「ストリーミング」について大きな成長が見られた。選手やチームが、ストリーマーとなり、直接の試合以外のイベントなどで拡散力を発揮したことが大きな要因の1つと考えられる。
そして、21年の日本eスポーツファンは743万人と拡大。前年比108%を記録した。新型コロナウイルス感染症拡大中という状況ではあったものの、大会やイベントのオンライン配信や視聴が定着したことで、ファン数が大きく減ることはなく、着実に増加していることが確認された。25年には、1200万人を超えることが予測されている。
詳細な内容は、11月30日に刊行予定の「日本eスポーツ白書2022」に掲載される。