岩田剛典「LDHを背負っていきたい」…永瀬正敏とのタッグで殻を破った背景
人気グループEXILE/三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典が30歳を迎え、新境地を開いた。かねてから交流のあった俳優・写真家の永瀬正敏と手を携え、永瀬が撮り下ろした最新写真集を制作。表現者として多様な側面を披露した。「LDHを背負っていきたい」という覚悟を貫く30歳は、名優との共同作業から何を得たのか。そして、唯一無二の存在感を放つパフォーマーとしてどのような将来像を描くのか。あふれる決意を語った。
「仕事に対して常にワクワクしていたい」 単独インタビュー
人気グループEXILE/三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典が30歳を迎え、新境地を開いた。かねてから交流のあった俳優・写真家の永瀬正敏と手を携え、永瀬が撮り下ろした最新写真集を制作。表現者として多様な側面を披露した。「LDHを背負っていきたい」という覚悟を貫く30歳は、名優との共同作業から何を得たのか。そして、唯一無二の存在感を放つパフォーマーとしてどのような将来像を描くのか。あふれる決意を語った。
――今回の永瀬正敏さんとのコラボレーションは構想から1年をかけました。昨年6月に公開された映画「Vision」での共演がきっかけで、食事を重ねる中で「2人で一緒に何か作品を残せたら」と語り合ったとお聞きしました。
「映画で共演させていただいたご縁があって、ちょうど公開時期ぐらいに、永瀬さんからお話をいただきまして、今回のプロジェクトが動き出しました。今回の写真集は正直、僕の力というよりは、本当にシンプルに永瀬さんとの出会いがすべてです。永瀬さんとの出会いからすべてが始まりました」
――最新写真集「Spin」は、独特な世界観と作り込んだセットが印象的です。タイトルには、「未来に紡いでいく」や「自転していく」といった複数の意味を込めたとのことですが、どのように撮影されたのですか。
「正直、お任せというか、僕が申し訳ないぐらいに被写体として参加している状況でした。アイデアから演出から、いろいろなことを永瀬さんにすべて整えていただきました。どのカットもアート性の高い写真が撮れるであろう、と思えるようなセット、シチュエーションでした。表現者として、新しい表現の仕方が見つけられそうな予感というのはすごくモチベーションになっていました。そこにどっぷり浸かれる時間はとても楽しかったし、幸せだなと感じて現場に臨んでいました」
――テーマの一つに掲げた「新しい自分」は発見できましたか。
「正直に言うと、全部ありのままの自分でしかない。ファンの方に対して、これまで見せていなかった一面というわけでもないんです。ただ、僕の中のイメージとしては、その側面をより強く出しているという感じです。だからこそ挑戦しがいのあるプロジェクトでした」
――どのような一冊になりましたか。
「僕は何事もバランスだと思っています。そんな中でも永瀬さんはものすごくバランス感覚に優れている方です。僕を応援してくださるファンの方が見たいようなカットもしっかりと散りばめていただいて。だから一冊としてのバランス感覚は、永瀬さんでしか監修できない内容になったと思います。よく媒体の方から『新しい一面』、『今まで見せてこなかった』とおっしゃっていただきますが、僕としては『そうなのかな』と思っちゃう感じもあります。全部ありのままの自分です。ある意味、自己紹介になるような一冊。このような打ち出し方ができたというのは、まだまだ若輩者ですが、こうして活動させていただいた年月がそうさせたのかな、と思っています」