【アトムの童】オダギリジョーの悪役“怪演”に称賛集まる「めちゃめちゃハマってた」

山崎賢人が主演を務めるTBS日曜劇場「アトムの童」(午後9時)が16日にスタートした。

オダギリジョー【写真:荒川祐史】
オダギリジョー【写真:荒川祐史】

香川照之の代役ながら“ハマり役”で好評

 山崎賢人が主演を務めるTBS日曜劇場「アトムの童」(午後9時)が16日にスタートした。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 同作は、大手企業や販売元を介さず個人でゲームを制作する通称「インディー」と呼ばれる天才ゲーム開発者・安積那由他(あづみ・なゆた)が、競争の激しいゲーム業界で巨大企業相手に挑戦する物語。主人公の那由他を山崎が演じ、那由他の過去を知る重要人物・菅生隼人(すごう・はやと)を松下洸平、老舗玩具メーカー「アトム玩具」の一人娘・富永海(とみなが・うみ)を岸井ゆきのが演じる。

 第1話では、主人公・那由他と敵対する大手IT企業「SAGAS」の社長・興津晃彦を演じたオダギリジョーの“悪役ぶり”が話題となった。

 那由他は「ジョン・ドゥ」という名義で活動していた若き天才ゲーム開発者で、誰も素顔を知らないことから「ゲーム業界のバンクシー」と称されている。ある出来事がきっかけでゲーム開発から離れていたが、廃業寸前の老舗玩具メーカー「アトム玩具」の跡取り娘・海からの依頼で、6年ぶりにゲーム開発を手掛けることになる。

 興津は那由他がゲーム開発から手を引く原因を作った人物。過去に那由他が作ったゲームを奪い、自社の検索サービス事業だけでなくゲーム事業でも名をはせていた。興津は自社ゲームの優勝者に1億円の賞金を払い、最新作のダウンロード数を増やすためにポイントを大盤振る舞いする。しかしダウンロード数はトップなものの、ゲームの評価は低かった。

 さらに興津はアトム玩具の技術を手に入れるため、火事で全焼したアトム玩具の買収を考える。「オモチャ作りで培ったノウハウを活かして、自分たちなりのゲームを作りたい」と夢を語る海に、興津は「それはもったいない。せっかく世界に通用する技術を持ちながら、それを活かしきることができないのであれば、宝の持ち腐れじゃないですか?」と厳しい言葉をかける。

 さらに、「今すぐうちにこの技術を譲っていただきたい」「中途半端なゲームに技術を消費するよりも、世界の頂点に立てるゲームに使われた方が、世のためじゃないですか?」「お金はいくらでもお支払いします。言い値で結構です」と静かに詰め寄った。また、目の前に那由他が現れても「えーっと……」と微塵も覚えておらず、ヒールぶりが際立った。

 もともと興津役は香川照之が演じる予定だったことから、SNS上では「オダギリジョーさんめちゃめちゃハマってた」「社長、オダギリジョー以外に考えられないのですが?」「もともとのキャスティングにオダギリジョーがいなかったことがびっくり」と、代役のオダギリジョーの演技を称賛する声が続出。

 また「オダジョーの声張り上げない悪役もいい」「おぉ、主人公のことなんて毛ほども覚えてない悪役!」「オダギリジョー、悪役っぷりがすごいね!怪演してる」といった声も上がっている。

※山崎賢人の「崎」の正式表記はたつさき

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