人工芝のごみをマーカーコーンへ 海洋プラごみ問題を解決する新事業「SHIBA-Up」がスタート

一般社団法人F・マリノススポーツクラブは6日、海洋プラスチックごみ問題の新事業「SHIBA-Up」(シバップ)をスタートした。

新事業「SHIBA-Up」がスタート
新事業「SHIBA-Up」がスタート

海洋プラごみをスポーツ用品へアップサイクル

 一般社団法人F・マリノススポーツクラブは6日、海洋プラスチックごみ問題の新事業「SHIBA-Up」(シバップ)をスタートした。

 2020年11月に設立された同法人は、スポーツを通じたより良い地域社会の創出を目標としている。今回はホームタウンである横須賀市とタッグを組み、「地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)」の仕組みを活用した横須賀市の循環型社会推進施策として、「SHIBA-Up」に取り組む。

 本事業は粧美堂株式会社から横須賀市への「企業版ふるさと納税」(500万円)を活用して実施。事業の推進にあたっては、「ごみの自然界流出問題」の解決を目指す株式会社ピリカによる協力のもと、人工芝片の収集からマーカーコーンの生成まで伴走する。

 10月6日には本事業のスタートとして、横須賀リーフスタジアムにて、横浜F・マリノスアンバサダー波戸康広氏、同クラブシップ・キャプテン栗原勇蔵氏と共に、人工芝片が海に及ぼす影響を学んだ後、グラウンド周辺の人工芝片の収集を行った。

 一般社団法人F・マリノススポーツクラブ代表理事・宮本功氏のコメントは以下の通り。

「海洋プラごみ問題という大きな社会課題に対して、スポーツクラブ、サッカークラブならではのアプローチで挑戦できる機会を与えていただいた粧美堂様、横須賀市様にあらためて感謝申し上げます。人工芝グラウンドを使わせていただいている当事者として、人工芝片が海に及ぼす影響は無視できないものですし、継続的に取り組んでいかなければいけない課題だと思っています。多くの人工芝片を集めて海洋プラごみを減らすとともに、新しいスポーツ用品へとアップサイクルしていくことで横須賀市のスポーツ振興にも貢献できたらと考えております」

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