470点で並んだ「や団」「コットン」…同率3位なら“決選投票” 過去にはジャルジャルも経験
2022年のコント日本一決定戦「キングオブコント2022」の決勝が8日、TBS系お笑い生特番「お笑いの日2022」内で開催された。歴代最高得点「983点」をたたき出したビスケットブラザーズが15代目王者に輝き、大会は大団円。しかし、ファイナルステージ進出者を決定するタイミングで1つ“問題”が浮上していた。
2019年大会では「ジャルジャル」と「GAG」が同点
2022年のコント日本一決定戦「キングオブコント2022」の決勝が8日、TBS系お笑い生特番「お笑いの日2022」内で開催された。歴代最高得点「983点」をたたき出したビスケットブラザーズが15代目王者に輝き、大会は大団円。しかし、ファイナルステージ進出者を決定するタイミングで1つ“問題”が浮上していた。
ビスケットブラザーズは1stステージで「野犬」を、ファイナルステージで「ぴったり」をそれぞれ披露。審査員のダウンタウン松本人志は自身の歴代最高得点となる「98点」を両ステージでつけるなど、完全に審査員の心をつかんだ。1stステージ突破の段階で、次点に11点の大差をつけての完全勝利だった。
プレス席がにわかにざわついたのは、1stステージのトリで「最高の人間」が登場したときだった。その時点では481点のビスケットブラザーズはファイナルステージ進出を決めていたが、次点の「や団」と「コットン」が470点で並んでいたのだ。そのため、最高の人間が471点以上を記録すると、や団とコットンは同率で3位になる可能性があった。しかし、ファイナルステージ進出は3組のみ。この場合、どうなってしまうんだ。
実は19年の大会でも同様の事態が発生していた。その際は3位に「ジャルジャル」と「GAG」が同点で並んだため、審査員による“決選投票”が行われた。どちらのネタがおもしろかったかを比べて投票し、その結果、得票が多かった方がファイナルに進む。19年の大会ではジャルジャルが決選投票に勝利し、次のステージに進出した。
結局、最高の人間が470点以下だったため、や団とコットンが並んでファイナルステージに駒を進めた。心配は杞憂(きゆう)に終わったが、TBSによると、この日の大会でも決選投票が行われる可能性があったと言う。視聴者の中には、決選投票を見たかった人もいる……かもしれない。