フォロワー200万人超、SNSでバズった19歳アイドルの素顔 アンチにも「めげてはいられない」

九州・福岡を拠点に全国、海外で活動する女性アイドルグループLinQの金子みゆ(19)が、本日7日からテレビ東京系アニメ「妖怪ウォッチ♪」(毎週金曜午後6時25分)のエンディングテーマ曲「ようかいたいそう♪」(同日配信)を担当する。TikTokのフォロワー数は現役アイドルNo.1の200万人超。SNSで若者に知名度を高めた19歳は、今回の抜てきを切っ掛けにソロ歌手、女優、バラエティー番組出演など、マルチな活動を目指している。ファンに好評のボブヘア、キュートなフェイスに頑丈なメンタル。その素顔に迫った。

アイドルグループ「LinQ」の金子みゆ【写真:荒川祐史】
アイドルグループ「LinQ」の金子みゆ【写真:荒川祐史】

金子みゆ、本日7日からテレビ東京系アニメ「妖怪ウォッチ♪」エンディングテーマ曲担当

 九州・福岡を拠点に全国、海外で活動する女性アイドルグループLinQの金子みゆ(19)が、本日7日からテレビ東京系アニメ「妖怪ウォッチ♪」(毎週金曜午後6時25分)のエンディングテーマ曲「ようかいたいそう♪」(同日配信)を担当する。TikTokのフォロワー数は現役アイドルNo.1の200万人超。SNSで若者に知名度を高めた19歳は、今回の抜てきを切っ掛けにソロ歌手、女優、バラエティー番組出演など、マルチな活動を目指している。ファンに好評のボブヘア、キュートなフェイスに頑丈なメンタル。その素顔に迫った。(取材・文=柳田通斉)

軽トラからセンチュリー、バイクにバギー…大御所タレントの仰天愛車遍歴(JAF Mate Onlineへ)

 アイドルでTikToker(ティックトッカー)の金子が、さらなる知名度アップのチャンスをつかんだ。2014年にスタートしたアニメ「妖怪ウォッチ」第5新シリーズで、エンディングテーマ曲「ようかいたいそう♪」を人気妖怪たちとのユニットの「金子みゆ&ジバニャンコマさん」として担当する。同曲は、「♪ヨーでる ヨーでる」の歌詞で知られ、14年のNHK紅白歌合戦でも披露された「ようかい体操第一」の新バージョン。金子は自身の誕生日8月13日にレコーディングを終えた後から、ソワソワしているという。

「元々、小学生の頃から妖怪ウォッチが大好きでしたし、初めて私(ソロ)の歌声がテレビの地上波で皆さんに届くので、うれしいですし、家族も喜んでいます。それを自分で聴いてみて、どんな気持ちになるんだろうと思っています」

 金子は福岡県宗像市で生まれ、4歳からダンスを始めた。幼い頃から活発で注目されることに喜びを感じていたという。18年には福岡市で開催されたファッションイベントのオーディションで、審査員をしていたLINQを運営する芸能事務所の関係者にスカウトを受けた。そして、同年9月にはLINQのメンバーになった。

「それまでアイドルになることは考えていなかったのですが、ダンスが好きで見られることが好きだったので、頑張ってみようと思いました。TikTokもLINQメンバーだから始めた感じです」

 最初はファン向けに更新を続けていたが、1つの動画をきっかけにフォロワーが激増。一気に人気TikTokerのポジションも獲得した。

「初めて1か月ぐらいの時、ちょうど流行っていた『鬼滅の刃』のコスプレをしたら、バズりました。ライブが終わって『TikTokの反応、どうなっているかな』とスマホを見たら、メッセージであふれていて『えっ、えっ』という感じでした。いわゆる海外バズりで、フォロワーも10万単位で増えていきました」

 その後も得意のダンスを駆使した投稿を続け、さらに人気は上昇。2年前に髪を切り、ボブカットにすると、同世代の女性から「似合う」「マネしたい」などの声も届くようになったという。そして、関西コレクションをはじめとした大型ファッションショーのランウェーを歩き、憧れていたモデルの仕事も経験。今年3月には、ロート製薬のCMでお笑い芸人のチョコレートプラネットと共演。4月にはサントリーのコーヒー「ミルキープレッソ」のウェブCMに起用され、神木隆之介と杉咲花とコミカルなダンスを披露している。今冬には、福岡県糸島市を舞台にした初主演映画「猫の記憶」が公開される。

「アイドルを頑張ってきたことで、18歳になってからいろんなことが経験できています。今後もLinQの活動をしながら、個人活動の幅を広げていければと思います」

バラエティー番組出演の野望も「トークでも頑張れる自信あります」

 まずは、「ようかいたいそう♪」で子どもたちの人気者になることが目標で、「ジバニャン、コマさんと歌番組に出たいです」と熱望している。さらには全国ネットのバラエティー番組出演の野望も抱いている。

「トークでも頑張れる自信はあります。福岡のテレビ番組では芸人さんとも絡んでいますし、チャンスをいただければインパクトを残せると思います」

 昨今は、人気が出始めるとその分だけ、“アンチ”も増える。だが、Z世代の金子はその面でも肝が据わっている。

「(SNSでも)いろんな声をいただきますが、めげてはいられません。これからも自分らしさを忘れず、幅広い層の方に応援される存在になっていきたいです」

 あふれるガッツは、筆者が28年前に取材した17歳の鈴木紗理奈をイメージさせた。鈴木のように息の長いマルチタレントを目指し、金子は気合を入れて前進する。

〇…金子みゆ&ジバニャンコマさんによる「ようかいたいそう♪」は7日、テンポを速くしたTikTokバージョンの「ようかいたいそう♪=134(てんぽいちさんよん)」としても配信される。金子は自身のTikTokで同曲を音源にダンスを披露するといい、「楽しんでいただき、マネをしてもらえるとうれしいです」と話している。

□金子みゆ(かねこ・みゆ)2003(平成15)年8月13日、福岡・宗像市出身。18年に福岡市で開催されたファッションイベントのオーディションをきっかけに、LINQを運営する芸能事務所に入所。同年9月、LINQの9期生としてデビュー。SNSのフォロワー数は約230万人。今冬には初主演映画「猫の記憶」が公開される。趣味は昼寝、K-POPを聴くこと。特技はダンス、変顔、恐れを知らず何でもすること。161センチ。家族は両親、弟、妹。

次のページへ (2/2) 【写真】「LinQ」金子みゆのアザーカット
1 2
あなたの“気になる”を教えてください