映画「ジェイソン・ボーン」吹き替え新録版放送 大塚明夫、山路和弘、浪川大輔ら集結
BSテレ東は10日午後6時30分から映画「ジェイソン・ボーン」の豪華声優陣による吹き替え新録版を放送する。このたび、吹き替えを担当した12人のコメントが到着した。
BSテレ東で10日午後6時30分から放送
BSテレ東は10日午後6時30分から映画「ジェイソン・ボーン」の豪華声優陣による吹き替え新録版を放送する。このたび、吹き替えを担当した12人のコメントが到着した。
マット・デイモンが記憶を失った最強の暗殺者ジェイソン・ボーンに扮(ふん)する人気サスペンスアクションシリーズの最新作。今回、豪華声優陣による吹き替え新録が実現した。
テレビ東京の久保一郎プロデューサーは、「吹き替えにこだわってきた『シネマクラッシュ』ですが、新録は今年3月放送の『ジョーズ2』以来7か月ぶり。テレビ局による吹き替え制作は、日本テレビさんの『ローマの休日』以来5か月ぶり。各局が毎週のように吹き替え制作をしていた『洋画劇場』の時代は遠い昔になってしまいましたが、あの頃の『平常心』を忘れないようにしようと取り組んだのが、この『ジェイソン・ボーン』です」と制作にあたった経緯を明かした。
続けて、「そもそもこれほどの超大作に、テレビ版吹き替えが存在しないなんて許せない! この想いに応えて集まってくれた声優陣は、『平常心』とは言い難い豪華な顔ぶれになりました。実はシリーズ中、最もストレートで感情移入しやすい『ジェイソン・ボーン』。エモい吹き替えで大いに熱くなってください!」とアピールした。
吹き替えを担当した12人の声優陣のコメント全文は以下の通り。
○三木眞一郎(ジェイソン・ボーン役)
「久しぶりにジェイソン・ボーンと再会させていただきました。ステキな作品で、吹き替えのキャストも魅力的な方ばかりのなか、無事に収録を終えられて、ホッとしております。おなじみの素晴らしいアクションはもちろんのコト、ステージも目まぐるしく移っていき、その街並みの変化も合わせて楽しんでいただき、作品の世界観に没入していただけるのではないかと思います。多くの人に見て、楽しんでいただきたいです!」
○大塚明夫(デューイCIA長官役)
「実は、今回初めてトミー・リー・ジョーンズの吹き替えを担当しました。普段と違うトミーの声に違和感を覚える方もいらっしゃるかと思いますが、ご勘弁くださいね。収録はドキドキでしたが楽しませていただきました。あの緊張感は『ジェイソン・ボーン』シリーズの醍醐味ですね。私の個人的な緊張感と作品が持つ緊張感が、いい具合にブレンドされているといいなと思っています。人生、いくら年齢を重ねても必ず初めての経験は待っていてくれる。どうぞ皆さまも、初めての明夫版トミー・リー・ジョーンズ、待っていてくださいね!」
○甲斐田裕子(ヘザー・リー役)
「とても豪華なキャスティングになっています! 台本を見て、うわ~と声が出ました。コロナ禍で全員一緒の収録じゃないのがとても残念でした。私は2度目のアリシア・ヴィキャンデル。今回はあまり感情を表に出さず、クールに指示を出し、時に内心に策略をめぐらすヘザー・リーを演じています。先輩方の声も入った完成品を早く私も見たいです!スピード感満載のアクションに次ぐアクションの連続!是非お楽しみください!!」
○山路和弘(アセット役)
「久々のヴァンサン・カッセル。彼の声を吹き替える様になって、もう随分たつが……変わらない。匂い立つような、あの声あの顔。私より一回り歳下の色っぽいこの男は、今一番いい時なのかも知れない。派手ではないが、生々しいアクションもいい。一時成り切らせてもらって、気持ちのいいひと時だった。収録も4人でという、これも久々のものだった。やはり1人収録では出ない感情の波を感じ、快いミキシン(三木眞一郎)の声を聞きながら、これまたいい時間をもらった」
○百々麻子(ニッキー・パーソンズ役)
「ジェイソン・ボーンの作品に再び参加することができ、とても光栄です。映像でニッキーを見たときには嬉しくて、思わずどきどきしてしまいました。今回の『ジェイソン・ボーン』も、目が離せないスピーディなアクションシーンとともに、ストーリー展開は最初から最後までありとあらゆるどきどきが止まりません。ノンストップのハラハラどきどきを、最後までどうぞお楽しみください」
○浪川大輔(アーロン・カルーア役)
「こんな世の中が到来するのか。いや、もうあるところには存在するのではないだろうかと思いました。便利、満たされるというのは本当の幸せなのか。なかなか鋭いテーマだなと考えさせられました。担当させていただいた役は、その最先端のリーダー。やらなければいけないタスクの中で人間というもの、心というものが揺れ動きます。演説、難しかった! アクション、ミッション含め迫力と緊迫のシーンもオススメでございます。『ジェイソン・ボーン』のなんとも言えない孤独から感じる憂い
が心を締め付けてきました。作戦はどうなるのか。さまざまな角度から楽しめる映画となっています。お楽しみに!!」
○小西克幸(ジェファーズ役)
「今回、あの『ジェイソン・ボーン』に参加させていただきました。普段、アニメやゲームが多く洋画のお仕事に触れる機会が少ないのでとても嬉しかったです。三木眞一郎さん演じるボーンと山路和弘さん演じるアセットのバトルシーンは必見です。僕はジェファーズという役を担当させていただきました。詳細は、ぜひとも放送を見て頂ければと思います」
○森田順平(ラッセル国家情報長官役)
「今回、あの懐かしの名作『ジェイソン・ボーン』を、超豪華声優陣の吹き替えで新たにお届けできるのはとても嬉しいことです。その仲間に入れてくださった事と、このような素晴らしい企画を立てて下さった事を、BSテレ東“シネマクラッシュ”に心から感謝します。コロナ禍の影響で、相変わらず一堂に会しての収録ができなかったのは残念でしたが、どの役も個性的なので楽しく収録する事が出来ました。息をつく暇のない壮絶なアクション活劇を、スポーツの日のゴールデンタイムに心ゆくまでお楽しみいただけたら幸いです」
○野島昭生(リチャード・ウェッブ役)
「これまでのボーンシリーズ作品と同じく今回の作品もテンポが良く緊張の連続で面白く、時間を忘れて見入ってしまいました。私の役はせりふが多くないのですが、それでも役処やキャラクター、状況を把握して適切に表現し、日本語版の作品を盛り上げたい。これがこの仕事のやり甲斐であり醍醐味です。さてさて結果は……。皆さん是非ご覧ください。録音時はほかの声優さんたちとはすれ違いで残念でしたが、スタジオでの時間は充実して楽しかったです。私が喋る場面は僅かですので、見逃さないように気を付けて集中してご覧下さい」
○高橋広樹(バウマン役)
「感染対策状況の中、できることをできる限りやらせていただきました。これまでに見たことがある方にも、初めてご覧になる方にも、楽しんでいただけたら幸いです」
○石田彰(ディソルト役)
「『ジェイソン・ボーン』、とても面白い映画でした。シリーズの根本であるCIA対CIA工作員、大きな状況に翻弄(ほんろう)されつつも立ち向かう個人という構図に変わりはありませんが、本作は、CIA内部の権力抗争を画面に映し出すことで組織としてのドライで闇深い部分に観客の目を向けさせることに重心が置かれているなという印象を受けました。今まで通り、ジェイソン・ボーンのクレバーさやアクションなどの見どころには事欠きませんが、やはりここに至るまでの事情を知っていた方が、より楽しめるのは間違いありませんので、シリーズ未見の方は事前にチェックしておくことをお勧めします」
○岩崎ひろし(スミス役)
「今回の吹替えも……大胆に繊細に!!……頑張って……過呼吸寸前になりました……ご期待ください! みなさま是非とも、吹替えで“声の魅力”をお楽しみ下さい」