昨年12月に亡くなった神田沙也加さん（享年35）の「最後のタイトルにはカーテンコールという言葉を入れたい」という生前の意向をもとに、ボカロカバー追悼ベスト盤「MUSICALOID #38 Curtain Call！」と、オリジナル楽曲やミュージカルのカバー曲で構成されたベスト盤「LIBERTY ～memorial～」の発売が決定した。

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「MUSICALOID #38 Curtain Call！」は、“神田沙也加がボカロキャラになったら”をテーマに、セルフプロデュースを1作目から3作目まで貫き通したシリーズ企画。今作は「最後のタイトルにはカーテンコールという言葉を入れたい」という生前の意向をもとに、最終作に対する神田さんの生前の思いを受け止めた追悼盤となっている。未発表曲の「アスノヨゾラ哨戒班」を収録し、ファンのリクエスト投票により決定する13曲を加えた、全14曲にて構成される予定だ。同作は、神田さんの1周忌の4日前となる12月14日に発売される。

　タイトル発売決定をアナウンスする速報動画は、30日の公式サイト公開とともに神田沙也加YouTubeチャンネルにて解禁され、ファンによるリクエスト投票は神田さんの誕生日である10月1日より開始となることも発表。特典として付属するDVDには、新規制作イラストによるミュージックビデオ（MV）のほか、未公開のメイキング含め、2021年6月に行われた配信ライブ「MUSICALOID #38 Act.3 発売記念オンラインライブ～彼方と此方と其方～」のメイキング映像が収録される。

「LIBERTY ～memorial～」は、11年にリリースされたデビュー10周年記念アルバム「LIBERTY」の収録楽曲の中から、作詞はすべて本人による書き下ろしのJ-POP楽曲、英語詞にも挑戦したミュージカルのカバー楽曲などのソロ歌唱楽曲7曲に加え、02年のデビュー曲「ever since」を含むSAYAKA名義のシングル4曲の全11曲にて構成されている。DVDにはリード曲「流星」のMVを収録。ミュージカルを中心に歌手や声優などあらゆるジャンルで活躍した神田さんのすべての魅力をコンパイルした、キャリアを振り返る思い出の作品となる。