平昌五輪フィギュアスケート女子銀メダルのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が2日、インスタグラムを更新。新型コロナウイルスが猛威を振るう中、日本に向けて出発したと明かした。

　カナダを拠点に練習するメドベージェワは「私はアメリカからカナダに帰国後、自宅での隔離を終えました。直近で2週間以上もの間自宅で過ごしていました。今カナダではアイスリンクとジムは閉鎖されており、どこも活動していません」と現状を報告。

　そして「ご存知のように、今年6月に日本で『美少女戦士セーラームーン Prism On Ice』を開催します。カナダと日本の国境が無期限に閉鎖されたことに伴い、チームと私は、カナダを出発して、事前に日本へ飛ぶことを決めました」とつづり、空港で撮影したショットを公開した。

　主演のアイスショー「美少女先生セーラームーン Prism On Ice」は、6月5日～7日まで、KOSE新横浜スケートセンターで行われる。

「私は安全ですし、すべて順調です!　私はみなさんを愛しています。みなさんも気をつけて過ごしてください、そしてあなた自身とあなたの最も側にいる最も大切な人を大事にしてあげてください!」と日本語でファンの健康を呼びかけた。

　安倍首相は3月31日、カナダを含む49の国と地域について、3日午前0時から入国拒否とすると表明している。その前に、日本行きを決断したようだ。

　フォロワーからは「ありがとう!」「気をつけてね」「すべてがうまくいくように願っているわ」「安全な環境の中、日本を楽しんで欲しいです」などの声や、日本のファンからも「セーラムーンのアイスショーが無事に行われますように」「お待ちしてます。お気をつけてください!!」「ようこそ日本へ!　楽しみに待ってるよ」「日本へようこそ!　安全な場所で過ごしてね」「あなたの存在をとても大切に思っています」とアイスショーを待ちわびる声が相次いだ。