俳優の林遣都と仲野太賀がW主演を務める日本テレビ系土曜ドラマ「初恋の悪魔」の第9話が17日、放送された。真犯人が判明したかに思えた場面ががらっと覆されたラスト3分の内容に「やばいやばいどうなるの」と興奮の声が多く上がっている。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　警察の総務課に務めていた馬渕悠日（仲野）と会計課職員の小鳥琉夏（柄本佑）、生活安全課の摘木星砂（松岡）、刑事課の刑事・鹿浜鈴之介（林）という同じ警察署に務めているという共通点しかもたない男女4人がひょんなことから仲間となり、事件の立ち向かう様子や、恋と友情を描くミステリアスコメディー。

　同じ年ごろの少年が同じような手口で殺された3件の事件を連続殺人事件と仮定し、捜査を進める鈴之介とヘビ女（松岡）、森園（安田顕）。同時期、悠日と琉夏は雪松署長（伊藤英明）が犯人なのではないかと考え、雪松の自宅付近で張り込みをはじめていた。

　鈴之介は悠日の兄・朝陽が捜査中に転落死したホテルをたずねて、当日の彼の足取りを追うことに。ホテルのベテラン従業員に話を聞くと、朝陽が転落死する前に雪松が単独で現場を訪れていたことが明らかになる。同じころ、森園は殺された3人の少年の家をたずねていた。すると3人は幼いころ同じアウトドアクラブに所属していたことが判明。無関係と思われていた少年3人に共通点が見つかり、3つの殺人事件が連続殺人である可能性がますます高くなる。そして様々な証拠から犯人は雪松なのではないかという結論に行き着く。

　雪松を自分の手で裁きたいと憤るヘビ女を止める鈴之介。「真相なんてどうでもいい。リサを助けたいだけ」と叫ぶヘビ女に、鈴之介は「僕だって真相なんてどうでもいい。ただ、あなたを失うことが怖いんだ。あなたがいなくなるのがいやなんだ」と告白する。自分の気持ちを吐露したことを後悔する鈴之介に、ヘビ女も「私も鹿浜さんと一緒にいたい風なことは思いますよ」と胸の内を明かす。しかし、自分の体は自分のものではなくて借りている状態と話し「だから勝手に告白なんてできない」と鈴之介に告げるのだった。

　そのころ、雪松署長の自宅前で張り込みを続けていた悠日と琉夏は、雪松の息子・弓弦が夜出かける場面を目撃する。尾行した悠日と琉夏は、弓弦が殺人事件の被害者である少年の靴を持っていること、そしてそれを投げ捨てようとしている場面を目撃。弓弦を確保し「あなたが望月くんを殺しましたね？」とたずねる琉夏に、弓弦は「僕じゃないです」「僕の父です」と、涙ながらにすべての殺人事件が雪松の犯行によるものだと明らかにする。

　弓弦を連れて鈴之介の家を訪ねる悠日と琉夏。そこで弓弦の告白をボイスレコーダーに録音したものを鈴之介とヘビ女に聞かせる。弓弦は、小学校6年生のときにアウトドアクラブに入っていたこと、夏はキャンプに行き、そこには自分とこれまでに殺された３人の少年たち、そしてもう1人大地くんという友達が参加していたことを明かす。そしてそのキャンプで雪松が大地くんを殺したこと、殺人現場を目撃した自分以外の3人を脅し、数年後に彼らを殺し始めたことを明かす。

　翌日、鈴之介と悠日は雪松署長を逮捕するために警察へ。ヘビ女と琉夏、弓弦は鈴之介の自宅で2人の帰りを待つことになる。琉夏が用事で少し家を空けた隙に、ヘビ女は1人で部屋に閉じこもっている弓弦の元へごはんを運ぶ。弓弦に「大丈夫だよ」と声をかけ、安心させるヘビ女。しかし、彼がおにぎりに手を伸ばした時、連続殺人事件の犯人ではないかと思われる人物の特徴として挙げられていた“やけどの跡”を見つけてしまう。すぐに部屋を出るヘビ女だが、自分の正体がばれたと感じた弓弦は部屋にあったハサミを持って彼女を追いかける。弓弦は逃げるヘビ女に襲い掛かりハサミを振り下ろすも、なぜかそのタイミングで突然現れた森園がヘビ女をかばい、弓弦は森園を差してしまうのだった。

　衝撃のラストカットに視聴者は「やばいやばいどうなるの」「うわー！！なんだよなんだよ 毎回終わる3分前が怖いのよー」と大興奮。

　ヘビ女が弓弦に語りかける場面で出てきた「大丈夫だよ。って言っても私もね、そんなの根拠もないのに適当なこと言うなって思うけど。でもね、こないだある人から言われたの『根拠のない大丈夫は優しさでできている』って…」という話は悠日と星砂の思い出の話であることから、「雪松息子さんに持っていくお味噌汁の匂いを嗅いだ時、ヘビ星砂→トラ星砂に変わったよね」「星砂の正体もよく分からないままだな」という声も上がっている。

　さらに、弓弦の暴走が始まったときタイミングよくその場にいなかった琉夏を疑う声も多く「来週の予告で小鳥が出てきたのは何？」「ことりんが真犯人とかそんな胸糞な最終回ある…？」という心配の声も。

　最終回目前でどんどん盛り上がる内容に「最終回たのしみだー」と次週を心待ちにしている人が多い様子だ。