納言・薄幸、保健室の先生役で連ドラ初レギュラー出演 若手俳優多数の現場に早くも“謝罪”
お笑い芸人の島田珠代と俳優の金子昇、お笑いコンビ「納言」の薄幸が、10月にスタートするTBSよるおびドラマ「差出人は、誰ですか?」(月~木曜、深夜0時40分)に出演することが17日、分かった。幸は、連続ドラマ初レギュラー出演となる。
島田珠代&金子昇が主人公の両親役に
お笑い芸人の島田珠代と俳優の金子昇、お笑いコンビ「納言」の薄幸が、10月にスタートするTBSよるおびドラマ「差出人は、誰ですか?」(月~木曜、深夜0時40分)に出演することが17日、分かった。幸は、連続ドラマ初レギュラー出演となる。
本作は「SNS社会に生きる若者たち」をテーマに、秋元康氏が企画・原案を手掛ける、完全オリジナル脚本の“学園ヒューマンミステリー”だ。情報収集や連絡手段だけでなく、人と人との大事な感情のやりとりすらSNSを通じて行われることが当然になった社会に警鐘を鳴らし、若者たちに向けて、「本音で人と向き合うこと」「匿名を使わずに相手に気持ちを伝えること」の大切さを、「手紙」というアナログなツールを使って描いていく。
本作の主人公・美月を演じるのは、TBSドラマ主演女優の座をかけた「TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』season2」のオーディション番組で、1位に輝いた女優の幸澤沙良。人に嫌われたり目立ったりすることが嫌いな「ことなかれ主義」の高校生だ。
そしてこのたび、美月の両親役で島田と金子、生徒思いな保健室の先生・小畑きみ役で幸の出演が決定した。
吉本新喜劇で35年の経歴を持つ大ベテラン女優の島田は、美月の母・桑鶴夏樹を演じる。関西では言わずとしれた人気者だが、昨年、自身のネタの「パンティーテックス」がSNSで大バズリし“再ブレイク”、若い世代の間でも一躍話題に。本作で演じる夏樹は、明るくおもしろい性格で、イマドキの家庭と同じで娘の美月と友達のように仲が良く、美月の一番の理解者。イケメン年下夫の雅巳と、美月もあきれるほどラブラブな夫婦の姿をコミカルに演じる島田に注目だ。
島田は出演について「主人公の美月ちゃんの母を演じさせてもらいます。島田珠代です。美月ちゃん役の幸澤沙良ちゃんは金子昇さんの遺伝子は入っていそうですが、わたしの遺伝子は1ミリも入っていない容姿です。ドラマをご覧のみなさん、ここは隔世遺伝ということでお許しいただけたらと思います。変な動き、変顔などで家族への愛情表現ができたらと勝手に思っています。キモ可愛いお母さん目指します。是非ご覧ください~」と呼びかけた。
美月の父・桑鶴雅巳を演じるのは、数多くの話題のドラマや映画などに出演している金子。TBSドラマへは「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!」(2021年)以来の出演となる。本作では、イケメンで物静かだが、年上妻の夏樹にぞっこんな父親を演じる。
金子は主人公の父親役にあたり、「楽しみです! お話がどう進んでいくのか? どんなサスペンスがあるのか? 美月のクラスで起こる「手紙ゲーム」。台本を読んで毎回起こる問題にハラハラしながら役を作っていますが、自分のポジションは!? どんな空気で!? どんなテンションで!? いけばいいのか、全くつかめてません(笑)。現場でママ役の島田さんと楽しみたいと思います!」と意気込んだ。
幸はお笑い芸人として多くのバラエティ番組で活躍する傍ら、先日自身初の著書となるエッセー集を発売し作家デビューしたことも話題に。さらに、実は10歳から子役として活動しており、「1リットルの涙」にも出演したことがあるという意外な経歴を持つ。芸人としてブレーク後もいくつかのドラマに出演したが、連続ドラマへのレギュラー出演は本作が初となる。今回幸が演じる小畑は、明るく姉御肌で、美月たち生徒の悩みを笑いで吹き飛ばしたり、時に親身に寄り添ったりと人情味あふれる保健室の先生だ。
幸は本作への出演にあたり、「ゲストでドラマに出させてもらうことは何度かありましたが、レギュラーというのは初めての経験です。ほとんどが10代・20代前半の若い役者さんたち。その中に混じりドラマを作っていくということで不安はありますが、私自身29歳。20代の最後で貴重な経験をさせていただくことができて、大変うれしく思っています」と喜びを語った。
続けて、「私の出演するシーンは、基本撮影現場が学校ということで敷地内に喫煙所がありません。しばらく歩いて喫煙しに行くことになりそうなので、メインでも無いのに私の撮影の日はめちゃくちゃ撮影が押すでしょうね。先に謝っておきます。皆ごめんね」と共演者に向けて“謝罪”した。