日本との縁は「全く想像もしていなかった」 Eurieceが明かす夢「日本語を学ぶために戻ってきたい」
eスポーツエンターテインメント「RAGE(レイジ)」によるバトルロイヤルシューティングゲーム「Apex Legends」の有観客イベント「RAGE Apex Legends 2022 Summer」DAY2が28日に千葉・幕張メッセ(ホール9-10-11)で開催された。カナダから来日し、DAY1に続いてストリーマーとして参加したEurieceに、イベントの感想や日本との不思議な縁、そして今後について聞いた。
大型有観客イベント「RAGE Apex Legends 2022 Summer」に参加
eスポーツエンターテインメント「RAGE(レイジ)」によるバトルロイヤルシューティングゲーム「Apex Legends」の有観客イベント「RAGE Apex Legends 2022 Summer」DAY2が28日に千葉・幕張メッセ(ホール9-10-11)で開催された。カナダから来日し、DAY1に続いてストリーマーとして参加したEurieceに、イベントの感想や日本との不思議な縁、そして今後について聞いた。(取材・構成=片村光博)
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――日本で初の大型イベントでした。感想はいかがですか?
「これだけ多くの人たちの前でプレイするっていうのは始めての経験だったし、Apexはたまに文句を言うけど(笑)大好きなゲーム。すごく楽しい時間になったし、招待してもらえて本当にうれしかったです」
――招待されたときはどんな思いでしたか?
「本当に幸せでした! RAGEに招待してもらって、日本滞在の期間を伸ばしたんです。ファンと交流する機会もできたし、日本のコミュニティーで知り合った人たちと会うこともできました」
――日本と縁が深まったのは、人気ストリーマーの加藤純一さんと偶然一緒にプレイしたことがきっかけですよね。あらためて振り返っていかがですか?
「全く想像もしていなかったことなんです! こうやって日本にいることや、ファンに会うことなんて思いもしなかった。ジュンに出会ってからのことは、説明するのが難しいくらいの経験ですね。今でもまだ『何が起こってるんだ?』って思ったりしますよ(笑)」
――今回のような大型大会に出ることになることは想像できましたか?
「いや、全然ですね(笑)。ストリーマーとしても競技者としても、計画していたことは全然ないんです。僕はもともと、Apexを楽しんでプレイしていた、ただの学生でした。Apexのリリース当時は15歳で、友達から『チートしていないことを証明するために配信した方がいいよ』って言われて、配信を始めたんです。そうしたら、いろいろなことが起こりましたね」
――今は配信活動についてどんなスタンスですか?
「配信は『1日中ゲームしていればいいから簡単』と思われがちだけど、そんなことはないんですよね。背景にいろいろな努力がある。誰しも100人とか1000人の視聴者がいるところからスタートできるわけじゃないし、僕の平均視聴者数は最初、自分だけの1人でしたよ(笑)。たまにゲームで倒した相手がやってくるくらい。そこから1か月ほど続けて30人くらいまで増えました。僕が言えるのは、やりたい人はストリーマーを目指してもいいけど、ほかのことを蔑ろにしちゃいけないってこと。基礎となる部分は絶対に必要だし、それが原因で人生を狂わせないようにしてほしいですね」
――日本で過ごす日々は楽しいですか?
「すごく楽しい! 最初は9月5日までの滞在だったけど、飛行機のチケットが安くなることもあって9月13日まで延長したんです(取材日は8月28日)。カナダに戻るのが少し悲しいですね。日本だといつでも電車に乗ればどこにでも行けるし、何でもありますから」
――今回のイベントを終えて、日本のファンにどんな姿を見せていきたいですか?
「もともと、プライベートの関係もあって、日本滞在を終えたら配信活動を英語中心に戻そうと思っていたんです。でも実際に日本に来たら、そんな考えはなくなっちゃいました。カナダに戻ったら頑張って勉強して、日本語を学ぶために日本に戻ってきたいと思っています。それが日本語を勉強するために一番の近道ですからね。日本語を話すことを自分に義務付けて、日本の人たちと話すこと。日本に来たことによって、自分は本当に何をしたいか見つけることができました。近い将来、日本語で日本のファンに向けて配信しているだろうなと思います」