船越英一郎「クロサギ」で“キャリア初”のお人好し役「演じる機会が無かった人物像」
俳優の船越英一郎がTBSの10月期金曜ドラマ枠「クロサギ」(午後10時)に詐欺師界のフィクサー役として出演することが15日、分かった。
ヒロイン・黒島結菜の父親役
俳優の船越英一郎がTBSの10月期金曜ドラマ枠「クロサギ」(午後10時)に詐欺師界のフィクサー役として出演することが15日、分かった。
「King & Prince」の平野紫耀が主演を務める同作は、詐欺によって家族を失った主人公・黒崎高志郎(くろさき・こうしろう/平野)が「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」となって、本当の「敵」を探し出し打倒していく物語。原作は黒丸・夏原武による漫画「クロサギ」シリーズで、2003年から13年まで「週刊ヤングサンデー」「週刊ビッグコミックスピリッツ」(ともに小学館)にて連載。単行本は累計発行部数850万部を超える超人気作品だ。連載中の06年にはTBSにて山下智久主演で連続ドラマ化、08年には映画化もされた。
今作では、13年に全42巻で完結した漫画シリーズを原作に、いわば“クロサギ完全版”として新たにドラマ化。22年の現代を舞台に、今の日本でリアルに起こっている詐欺に「クロサギ」が喰らいつく。
すでにヒロインの吉川氷柱(よしかわ・つらら)を黒島結菜は、詐欺師界のフィクサー・桂木敏夫(かつらぎ・としお)を三浦友和が演じることが発表されていた。
そしてこのたび、船越が氷柱の父親・吉川辰樹(よしかわ・たつき)役で出演することが分かった。本作で演じる辰樹はお人好しで家族思いだが、そんな性格につけ込まれて詐欺のターゲットにされてしまうという役どころ。全財産を失ってしまい家族に申し訳ないという気持ちがありつつも、自分がだまされたということをどうしても認めることができずにいる。
“2時間ドラマの帝王”と呼ばれるほど数多くの作品をお茶の間に届け、今年で芸歴40周年となる船越。数多くのTBSドラマにも出演しているが、意外にも金曜ドラマへの出演は本作が初となる。
「名作『クロサギ』の新たな世界へのお誘いに胸が躍りました。しかも、全幅の信頼を寄せる脚本家が創造したヒロインの父親は、これまでのキャリアの中で演じる機会が無かった人物像。家族思いで、愚直なまでに真面目に人生を刻んできたお人好し。そんな男に楽しく挑ませていただいております。今後、このスリリングで濃密な人間ドラマに、そして黒崎にどのように関わっていくのか期待は膨らむばかりです」と意気込んだ。