Netflix韓ドラ「イカゲーム」 エミー賞でイ・ジョンジェがアジア人初の主演男優賞、計6部門受賞
アメリカのテレビ業界で最高の栄誉とされる第74回エミー賞の授賞式が13日(米時間12日)、ロサンゼルスのマイクロソフト・シアターで開幕し、Netflixで配信された韓国ドラマ「イカゲーム」の主演俳優イ・ジョンジェが、非英語作品として初めてドラマ部門主演男優賞を受賞。さらに同部門監督賞をファン・ドンヒョク氏が受賞する歴史的快挙を成し遂げた。同ドラマは非英語の作品として初めて作品賞(ドラマ部門)にノミネートされるなど注目を集めていた。「イカゲーム」は先日発表されたクリエイティブ・アーツ・エミー賞でもドラマシリーズ部門においてゲスト女優賞にイ・ユミのほかスタント賞、視覚効果賞、美術賞に輝いており計6部門の受賞となった。
シーズン2が決定 ファン・ドンヒョク監督「最高の物語が待っている」
アメリカのテレビ業界で最高の栄誉とされる第74回エミー賞の授賞式が13日(米時間12日)、ロサンゼルスのマイクロソフト・シアターで開幕し、Netflixで配信された韓国ドラマ「イカゲーム」の主演俳優イ・ジョンジェが、非英語作品として初めてドラマ部門主演男優賞を受賞。さらに同部門監督賞をファン・ドンヒョク氏が受賞する歴史的快挙を成し遂げた。同ドラマは非英語の作品として初めて作品賞(ドラマ部門)にノミネートされるなど注目を集めていた。「イカゲーム」は先日発表されたクリエイティブ・アーツ・エミー賞でもドラマシリーズ部門においてゲスト女優賞にイ・ユミのほかスタント賞、視覚効果賞、美術賞に輝いており計6部門の受賞となった。
同ドラマは配信開始後28日間で視聴時間16億5045万時間を記録。世界94か国で「今日の総合TOP10」首位を獲得するというNetflix史上最大のヒットを記録した究極のサバイバル・スリラー。人生に行き詰まった者たちが、巨額の賞金獲得を目指して昔ながらの遊びを取り入れた“死のゲーム”に挑むという斬新なストーリーとスリリングな展開に全世界が熱狂した。
昨年のハロウィーンでは著名人たちがこぞって登場人物の仮装をしたり、日本でも2021年流行語大賞にノミネートされたりと、文字通り社会現象になった。アジア人として初の主演男優賞(ドラマシリーズ部門)を受賞したイ・ジョンジェは授賞式で「ありがとうございます。神様に感謝を伝えたい。Netflixもありがとう。そして、私を活かしてくれるこういったシリーズを作ってもらえて、本当にうれしく思っています。“イカゲーム”の皆さん、ありがとう」とストレートに喜びを表現した。イ・ジョンジェは「スター・ウォーズ」シリーズのドラマの主人公に抜擢されたとも報じられるなど今後、世界的な活躍が期待されている。
非英語ドラマとしては初の監督賞を受賞したファン・ドンヒョク氏は「本作が非英語ドラマでエミー賞を受賞する最後の作品にならないことを願います。また、この賞が私がいただく最後のエミー賞にならないことを願います」とユーモアを交えて喜びを語った。「イカゲーム」はシーズン2の制作が決定しており、ファン・ドンヒョク氏は「まったく新たなゲーム、そして最高の物語が皆さまをお待ちしています」と語っており、シーズン1で人気を集めたキャストの再登場も期待される。
一方、麻薬カルテルの資金洗浄から争いに引きずりこまれた男とその家族を描いた人気クライムドラマ「オザークへようこそ」にルース・ラングモア役で出演した女優のジュリア・ガーナーが助演女優賞を受賞。また、Netflixの大ヒットシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」は音響編集賞など計5部門で受賞した。「グレイト・ナショナルパーク:驚きに満ちた世界」はバラク・オバマ米元大統領がナレーター賞を受賞するなど主要部門の3受賞を加え計26部門で受賞した。