「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」配役発表 ティーダは尾上菊之助、ユウナは中村米吉

2001年に発売された名作「ファイナルファンタジーX」が、21年の時を経てIHIステージアラウンド東京で「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」として2023年に上演される。このたび、詳細な日程や配役が明らかとなった。

「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」の詳細が発表
「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」の詳細が発表

名作「ファイナルファンタジーX」が初の歌舞伎化

 2001年に発売された名作「ファイナルファンタジーX」が、21年の時を経てIHIステージアラウンド東京で「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」として2023年に上演される。このたび、詳細な日程や配役が明らかとなった。

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 同公演は23年3月4日から4月12日まで行われ、上演時間は前編・後編通しで、およそ6~7時間(休憩を含む)を予定。「ティーダとユウナの物語」「白熱のブリッツボール」「異界送り」「ラストバトル」など見どころ満載かつ、物語のはじまりから終わりまでを描く。

 配役は、主人公・ティーダを尾上菊之助、ヒロイン・ユウナを中村米吉、アーロンを中村獅童、シーモアを尾上松也、ルールーを中村梅枝、ルッツ&23代目オオアカ屋を中村萬太郎、ワッカを中村橋之助、リュックを上村吉太朗、ユウナレスカを中村芝のぶ、キマリを坂東彦三郎、ブラスカを中村錦之助、ジェクトを坂東彌十郎、シドを中村歌六が演じる。

「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」オリジナルCGビジュアル
「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」オリジナルCGビジュアル

 また、今回の歌舞伎化を記念して、オリジナルCGビジュアルをスクウェア・エニックスのイメージ・スタジオ部とクリエイティブ推進部が特別に制作。“ザナルカンド”を背景に、ティーダとユウナがほほ笑みあっている幻想的で世界一ピュアな夢のビジュアルが誕生した。

 このビジュアル解禁に際し、「ファイナルファンタジーX」のキャラクターデザインを担当した野村哲也氏のコメントも到着した。

「『ファイナルファンタジーX』は昨年で20周年を迎えたのですが情勢的にも大きなお祝いはできていませんでした。そんな中今回のお話をいただき、驚きとともに『ファイナルファンタジーX』らしい祝宴になるように感じました。何よりこの作品への熱い思いを伺い、我々では成し得ない『ファイナルファンタジーX』の世界を見せていただけることに期待が膨らんでおります。すでに衣装等キャラクターのビジュアルも監修させていただきましたが、そこからも作品への愛とこだわりを実感しました。そして今回の新規ビジュアルも、その熱い思いを受けて御用意させていただきました。彼らの物語が伝統芸能によって新たにどう紡がれるのか、自分も今から思いを馳せております」

 本公演のチケット販売では超最速先行(SS席限定)を14日午前10時から10月2日午後11時59分まで実施。一般発売は11月19日からスタートする。

 料金はSS席が3万2000円、S席が2万8000円、A席が2万4000円、B席が1万9800円(すべて税込み)。SS席には「非売品オリジナル CG ビジュアルアクリルスタンド付」、S席には「非売品オリジナル CG ビジュアル公演ポスター付」が特典として付属する。

 また、前・後編からなる本公演だが、前編のみ、後編のみのチケットも用意。料金はSS席1万8000円、S席1万6000円、A席1万4000円、B席1万1000円(すべて税込み)を予定している。なおこの場合、非売品特典グッズは付属しない。

□ファイナルファンタジーX 2001年に「ファイナルファンタジー」シリーズの第10弾として発売。続編を含め世界累計出荷・DL販売本数は、2080万本以上(2021年9月末時点)でシリーズ屈指の人気作。大いなる脅威「シン」に立ち向かう少年と少女の切ない物語が、シリーズで初めて採用されたキャラクターボイスや状況に応じて表情が変化するフェイシャルアニメーションの採用により感情豊かに描かれ、その感動的な物語は今なお多くのユーザーに愛され続けている。

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