俳優の田中圭が10日、都内で行われたHuluオリジナル「死神さん2」配信記念イベントに登壇した。前作に引き続き主演を務める田中は「何回でも見れる“するめドラマ”」と作品をアピールし、「2が皆さんに受け入れられるかどうかで3があるか変わってくるのでドキドキする」と話した。

　大倉崇裕氏の「死神さん 嫌われる刑事」（幻冬舎文庫）を原作に、堤幸彦監督がドラマ化。「死神」と呼ばれ警視庁で最も疎まれ嫌われている冤罪事件の再捜査に挑む刑事、儀藤堅忍（ぎどう・けんにん）が、事件ごとに代わる相棒とともに、闇に葬られた真相をあぶり出していく1話完結の刑事ドラマ「死神さん」。その続編となる、Huluオリジナル「死神さん2」の独占配信が9月17日からスタートする。主演は前作に引き続き田中圭が務め、儀藤の2代目パシリ役の小刀祢葵（ことね・あおい）を山本舞香が演じている。

　司会者から作品の魅力を「一言で」と求められた田中は「一言じゃないとだめですか？　一言で言うと面白い作品です」と言い切って笑顔。前作の撮影終了前から続編を熱望していたと言い、「シーズン2公開する前から3を熱望しています」と声を弾ませた。

　劇中で相棒を演じている小関裕太からのビデオメッセージでは、撮影中に田中の胸元にセミが留まった驚きのエピソードが明らかに。セミにも動じず撮影を続け、小関に「プロだなと。見習わせていただきたい」と言葉を送られた田中。「神社の端っこで長回しで撮影していたときに、（胸元に）セミが留まってあっちにいった」と振り返り、「終わったら小関が『圭さんすごいっすね』と言ってきたけど、そんなに感動していたんですね」と驚き。

　さらに「長回ししてるときにセミが留まっても（撮影を）止められないですよね」と話すと、堤幸彦監督からは「セミを持ったままやらなきゃ」とダメ出しが。田中は「それぐらいできるようにならないとダメですよね」と反省していた。