Netflix「君に届け」2023年3月から全世界独占配信 爽子を南沙良、風早を鈴鹿央士が熱演
テレビ東京が、エンターテインメントに特化した世界最大級の動画配信サービスを提供するNetflixとともにNetflixシリーズ「君に届け」を共同で制作し、2023年3月からNetflixにて全世界独占配信することが7日、分かった。
テレビ東京とNetflixが共同制作
テレビ東京が、エンターテインメントに特化した世界最大級の動画配信サービスを提供するNetflixとともにNetflixシリーズ「君に届け」を共同で制作し、2023年3月からNetflixにて全世界独占配信することが7日、分かった。
同作の原作は、2006年から17年まで「別冊マーガレット」(集英社)で連載され、第32回講談社漫画賞(少女部門)を受賞した椎名軽穂の代表作。高校生のリアルで甘酸っぱい恋愛模様が男女問わず人気を集め、アニメ化・実写映画化・ゲーム化などさまざまなジャンルで魅了し続けてきた。
そしてこのたび、ドラマ版の黒沼爽子を演じる主演の南沙良、共演に風早翔太を演じる鈴鹿央士という爽やかなキャストとともに、連続ドラマとして新しい「君に届け」が誕生することが明らかとなった。
長い黒髪と青白い肌のため周囲から“貞子”と呼ばれクラスメイトに馴染めずにいる爽子を、映画「幼な子われらに生まれ」(17年)で女優デビューを果たし、映画「この子は邪悪」(22年)で主演をつとめた南が熱演。そんな爽子とは対照的に明るい性格で男女問わず好かれているクラスの人気者・風早を、映画「蜜蜂と遠雷」(19年)の天才ピアニスト役で高い演技が評価され映画やドラマに引っ張りだこの鈴鹿が演じる。
本作の監督を務めるのは、新城毅彦と菊地健雄。新城は「あすなろ白書」(1993年)や「イグアナの娘」(96年)など、大ヒットドラマを世に送り出し、「僕の初恋をキミに捧ぐ」(2009年)や「潔く柔く」(13年)といった少女漫画原作の恋愛映画を手掛けたことから胸キュン映画の巨匠と呼ばれている監督の1人。一方の菊地は「ディア―ディアー」(15年)で長編デビューし、「ハローグッバイ」(16年)「望郷」(17年)両作品で第9回TAMA映画賞最優秀新進監督賞とおおさかシネマフェスティバル2018新人監督賞を受賞するなどその後も次々に作品を発表し続けている実力派だ。
■南沙良「当たり前にあるものの大切さを改めて実感できる作品」
以下は南沙良、鈴鹿央士、椎名軽穂(原作)のコメント。
○南沙良(黒沼爽子役)
「もともと原作を読ませていただいていたので、お話を聞いたときは率直に驚きとうれしさが同時にこみ上げ何とも不思議な感じだったのを覚えています。気持ちが落ち着いてからは、映画化されていることもあって正直、少し不安もありました。
爽子ちゃんを演じるにあたっては、原作を何度も読み返しながら、できる限り原作に忠実に臨みました。爽子ちゃんのまっすぐな思いに私自身も動かされることが何度もあったので、見ていただける方にも、爽子ちゃんの思いが届けば良いなと思っています。
この作品は、色んな形の優しさであふれていて、当たり前にあるものの大切さを改めて実感できる作品になっていると思います。たくさんの方に、この作品の思いが届きますように。楽しみにしていただけたらうれしいです」
○鈴鹿央士(風早翔太役)
「『君に届け』の作品は実写映画版を見ていたので、この作品の出演が決まったときはどうやって自分なりにアプローチしていこうかなど、たくさん悩むこともありましたが、原作の持つ力が背中を押してくれることを信じて、まっすぐ突き進んでいこうと思いました。
風早くんを演じるにあたり彼の持つ“葛藤”や”空気感”を大切にしようと思いました。クランクインしてからすぐは、“爽やか”という言葉に囚われてしまいましたが、監督と相談をしながら演じていくうちに、徐々に“風早翔太”に馴染んでいった気がします。また、クラスメイトの皆さんにはいつも親身に寄り添って支えてくれて、助けられながら撮影していた記憶があり感謝しています。
『君に届け』は、たくさんの方の思いがこもった作品だと思います。その思いを大切にし、そしてドラマ版『君に届け』を最高の作品にするために全員で向き合った作品です! ぜひ、よろしくお願い致します」
○椎名軽穂(原作)
「ドラマ化のお話をいただいて、南さんのやさしい雰囲気や、鈴鹿さんのあどけない笑顔を知って以来、きっとすてきなドラマになる! と、私もとても楽しみにしていました。まだ内緒にされている俳優さんたちもすてきな方々です。原作や映画を応援してくれた読者の方も、君に届けを知らなかった方も、このドラマを一緒に楽しんでもらえたらうれしいです! よろしくお願いします!」