【オールドルーキー】新町と高柳社長が向かい合う 綾野剛の大つぶ涙に「最高の最終回」
綾野剛が主演を務めるTBS日曜劇場「オールドルーキー」(午後9時)が4日に最終回を迎えた。
伊垣を全力応戦する新町に「なんて熱くて美しい瞳」
綾野剛が主演を務めるTBS日曜劇場「オールドルーキー」(午後9時)が4日に最終回を迎えた。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
同作は、綾野演じる元サッカー日本代表の新町亮太郎が現役を引退し、新たにスポーツマネジメントの世界でセカンドキャリアを踏み出すヒューマンドラマ。新町は高柳雅史(反町隆史)が社長を務めるスポーツマネジメント会社「ビクトリー」で第2の人生を踏み出した。
高柳から解雇通告された新町はビクトリーを退社し、今後スポーツマネジメントには関わらないと約束する。新町が担当していたJリーガー・伊垣(神尾楓珠)の海外移籍交渉は、ビクトリーが引き継ぐことに。新町はデリバリーのアルバイトを始めた。
ビクトリーでの伊垣の交渉は暗礁に乗り上げる。伊垣は、過去にイングランド移籍が決まりかけた際、ふたを開けてみれば控え選手としての契約だったことから、代理人選びに慎重になっていた。「心から信頼できる人じゃなきゃダメだと思った」と話す伊垣は、ビクトリーを自ら退職。新町のもとへ向かう伊垣に高柳は、「彼に代理人は無理だ。アスリートの信頼に応える力量も経験もない」と告げる。その言葉に思わず反論した深沢塔子(芳根京子)と城拓也(中川大志)も、勢いでビクトリーを辞めてしまった。
塔子と城は新町に、3人で伊垣の海外移籍を成功させようと説得する。新町は、最後の仕事としてスポーツマネジメントをやらせて欲しいと高柳に頭を下げた。高柳は「勝手にしろ」と言い放つ。新町は城の自宅をオフィスに、3人で伊垣の移籍先を探し始める。
海外リーグに詳しい新町と、英語が得意な塔子、ドイツ語ができる城。3人は伊垣が希望するスペインの1部リーグも含めさまざまなリーグに営業をかけるが、打診があったのは2部リーグのみ。3人はまたいちからアプローチをやり直すことを決意する。
偶然にも、バーで熱く夢を語る新町を見かけたビクトリーの葛飾吾郎(髙橋克実)は、高柳に「新町くんは力がある。夢の力ですよ」と語る。20年前にビクトリーを立ち上げたころ、熱く夢を語る高柳の言葉で自分も体が震えたという。「社長と新町くんは似てるって、改めてそう思いました」と言い、「新町君を、許してやってくれませんか。私は、あのころの社長に戻ってほしい」と頼み込んだ。
海外移籍がうまくいかない新町のもとに、ドイツ1部リーグの「ラインハルト」で活躍する矢崎(横浜流星)から連絡が入る。日本代表戦を観戦するために帰国した矢崎は、「ラインハルト」のゼネラルマネジャーで選手獲得権を持つオリバー・シュナイダーが、代表選を見に来ると伝える。初めての代表戦で視察が入ることを知り、緊張する伊垣。新町は、プレー中に自分を見失いそうになったら「胸に手を当てて深く息を吸え」「ゆっくり深呼吸して自分を取り戻せ」とアドバイスする。
代表戦当日、自分の力を発揮できない伊垣。さらに先制され、焦りからいら立ってしまう。新町は伊垣の名をさけび、「思い出せ! 自分を見失うな! 自分を取り戻せー!」と応援する。ゆっくりと深呼吸した伊垣は、その後2ゴールを決めて日本を勝利に導いた。オリバーは伊垣を「ラインハルト」に迎え入れた。
全力で伊垣を応援する新町の姿に、SNS上では「新町さんの声が響いてる」「なんて熱くて美しい瞳」「綾野剛、すげぇ……」と感動の声が挙がった。
またラストでは、高柳が競技場に新町を呼び出した。海外移籍が無事に決まり、スポーツマネジメントから身を引くと話す新町。担当したアスリートに感動を与えてもらったと言い、ビクトリーが自分を拾ってくれたからだと伝えた。
「社長のおかげです」と感謝し、頭を下げて去っていく新町に、高柳は「待ちなさいっ」と声をかける。「君に2つの選択肢をあげよう。1つはこの業界を去る。もう1つは……、ビクトリーに戻ってスポーツマネジメントを続ける」。高柳の言葉に、新町は目にいっぱい涙をため、大粒の涙を流しながら「ビクトリーに……ビクトリーに戻りたいです」と答えた。新町、塔子、城は再びビクトリーで働くことになった。
このラストシーンに、「ビクトリー! 戻れるの? 社長! いい奴やん!」「戻れてよかった」とホッとする声が。また「最高の最終回だった」「最後大号泣だった(涙)」「めっちゃもらい泣き」「3か月間感動をありがとう」といったコメントも挙がっていた。